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Ghost 2021年モデルとパフォーマンス系のボード選び方

こんにちは、サーフコーチの林です。
今日は、久々にニューボードインプレッションです。

今回、オーダーしたボードはACSODのGhostとSlow Burnの2枚です。

Slow Burnは小波と厚い波、ポイントブレイク用に。
Ghostは普段使いはいけるかな〜?って思ったので。

今日は、Ghostのインプレッション。

ACSODは世界でも有数の情報が集まるゴールドコーストのシェイパーで、アレックス・クルーズのブランド。
Glass Labでシェイプしていて、JSなどのゴーストシェイパーもやったりしている。
兄のミッチ・クルーズは元CTサーファーで、ワールド・チャンプなどもプライベートで乗ったりしているブランドです。

なぜ?今回、このボードを選んだのか?

パフォーマンス系のボードはここ7年、乗ってこなかった。
去年、FOXとMonsterを乗り比べたとき、やはりMonsterの方がアクションのシャープさは勝るなぁ〜と感じていた。
もっと動きのシャープさを出したいなぁ〜と思ったので、今回のGhostを選んだ。
ちょっと今年はパフォーマンス系のボードに乗ろうと決めていたというのもある。

以前、自分の浮力ではないGhostを乗った事があるけど、カービングターンの感触が非常に良かった。
自分の浮力で乗ったらどうかな〜って、以前から思っていた(笑
しかも、3年位前から思っていたという・・・

どんな感じのボードなのか

このボードに1ラウンド乗った感想は、本当に良い!サーフィンがさらに楽しくなる。
こんな事を感じて、あともう少し海に入っていれば良かったかなぁ〜なんて、久々に思った。

今回、入ったコンディションは腹〜胸位のパワーの無いトロ厚めのワイドなブレイク。
若干のオンショアで面は若干乱れ気味で、あまり面白くないコンディション。
SlowBurnが正解だったかなぁ〜なんて思いながら、サーフィン(笑

今回のGhostは6’1の長さがあるので、最初はターンでの反応の違いに戸惑った。
いつも乗っているのが5’6とか5’8なので、長さが出た事によるターンの感覚が明らかに違った。
しかし、クイックに反応してくれるので慣れれば問題無い。
クイックに反応してくれるけど、レールがボキシーなので波のフェイスにしっかりと食い込むので反応し過ぎず、凄く良い感じ。
このレールのホールド感がこのモデル特有のスピードを生む要因になっていると思う。

次のレベルに導いてくれる、そんな感じのボード。
特にボトムからトップに上がるときのスピードが速い。

テイクオフのフィーリング

FOXやEasyRider等のボードはノーズエリアで加速して行くのにたいして、パフォーマンス系のボードであるGhostはテールエリアで加速して行く。
なので、テイクオフで見る景色の違いがある。
FOX等はうねりの前でテイクオフするけど、このGhostはうねりのトップでテイクオフする感じになる。
どういう事かというと、テイクオフの動作をする前段階でボードが走っているときに、スープより前でボードが前に走っているのか、スープが横にある状態で前に走っているか、この違いがある。

Ghostテイクオフが遅いか?といったらそうでもない。
胸下にボリュームがあるから、パドルもラクで走り出しも速い。
昨日の波ならば、ピークにセットしたら1パドルでテイクオフできる。

ライディングでの加速

厚くワイドに割れる波でパワーゾーンへ繋げていくときに、凄く良い反応をしてくれる。
ここでボードの持つクイックさが良い感じでスピードにつながり、次のパワーゾーンまで繋げてくれる。
前に出てくれるので、ちょっと難しい波にも対応しやすいし、波の使い方が上手くなるはず。
このプロセスでのスピードが見える景色が広がり、パワーゾーンのフラットな所までを見渡しやすくなる。
いつもよりも、ラインが太くなると感じた。

ボトムターン

引っかかりがなく、スムーズでターンが伸びる。
セクションの下をターゲティングして、ボトムターンをすれば勝手にボトムターンをしてくれる。

リップアクションでの感触

ボトムからトップへアプローチするスピードが素晴らしい。
ボトムターンでの力を解放して、勢いよくリップまで上がってくれる。
FOXやMonsterとの違いに最初は戸惑って、何本かワイプアウトしてしまった。
アプローチの速さを考慮して、カラダの反応を調整してみたら、良い感じに修正できた。
ボードはシャープに返るし、フィニッシュやリエントリーでの着地がスムーズで安定している。

パフォーマンス系のボードの選び方

僕はFOXやMonsterは30Lを標準のリッター数にしている。
今回、パフォーマンス系のボードなので、浮力は多めにしてのオーダー。
標準のリッター数よりもパフォーマンス系のボードは浮力を1L位上げるのが最近の主流。
なので、いつも乗っているMonsterやFOXは30Lなので、今回のGhostは31Lの浮力にしてある。

よくある間違いが、パフォーマンス系のボードを選ぶときに浮力を落とすこと。
これやると殆どの場合、失速しかしないので一生懸命ボードをしごいたりして逆に下手になるだけなんですよね。

だからパフォーマンス系のボードは自分の基本的な浮力よりも1L位浮力を上げて選ぶ事が、今の主流です。

で、結局どうなの?どんな人にオススメ?

このボードは、本当に良く出来ているボード。
毎年細かいバージョンアップをしているので、完成度は非常に高い。

多くの波に乗れる人には絶対にオススメのボードで、アクションをしっかりと決められるようになりたいという目標があるのならば、このボードは本当にオススメ、見る景色が変わるよ。

日本の波でも日常的に使えるし、パワーのある波ではオーストラリアで証明済みのオールラウンダー。
僕の今年のメインボードがFOXからGhostになるかもしれない^^
陳腐な書き方だが、その位調子が良い(笑

P.S.

ACSODのオーダーフェアーを4月から開催します。
今回は、新しい試みを取り入れています^^v
→こちらから!

P.P.S.過去のインプレッションはこちら

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