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EPSの乗り方って知ってる?

こんにちは〜
体軸テクニカル・サーフコーチの林です。
屋根が吹っ飛んでいる、RPCから^^;

この前、海に入っててEPSのボードって難しいって話を聞いたんですけど、
僕もEPSからPUのボードに乗った時にやっぱ違うよね〜って感じたんですよね。

一般的なPU(ポリウレタン)のボードとEPSのボード。
ボードの特性がかなり違います。
この違い、具体的に知っていますか?

EPSのボードにの乗り換えたら、この具体的な差を分かって乗らないと

  • テイクオフでボードが降りていかない
  • ライディングだと走り過ぎてしまう

この様な事が起きてしまいます〜

折角、EPSをオーダーしたのに乗り方の違いが分からなければ、本末転倒ですよね^^;
PUとEPSって大きな違いがあるので、この違いを理解して乗れば結構早めに慣れるとおもいますよ〜
むしろ、メリットが多すぎて僕はEPSにしない意味が分からないくらいですね^^;

EPSって良くない?

もちろん、好き嫌いがあると思いますが
僕は日本の波ならばEPSの方が良いと思っています。

バリやオーストラリアと比べると波のパワーが少ないです。
波のパワーを引き出す効率の具合は

EPS > PU

です。
EPSはPUと比べると空気の含有量が多いので、
パワーが無い波でも波のパワーを引き出しやすく、
走り出しの速さは格別ですね^^

言い方を変えると、EPSは反応が早いということ。
PUと比べると感覚値で1.5倍は速いかな〜?と。

他には、EPSは少し雑な動きでも乗れる。
PUは結構丁寧に動作をしないと、上手く乗れない。
こんな差もありますね。

EPSのボードはPUと比べると
反応が早くなり、スピードが出やすく、グングン前に出る
これらの特性を生かしたサーフィンの仕方をするとEPSのボードの良さが分かります。

 一方、EPSからPUに乗り換えたときは、
俺こんなにサーフィンって下手だっけ?
もう少し動作を丁寧に正確にやらないと
って思い知らされます(笑

PUから乗り換えたときのデメリット

PUと同じタイミングで動作していると、もの凄いズレが起きてきます。

その辺が
”なんか?イマイチ、タイミングが合わないな〜”
って感じるわけです。
唯一、この位じゃないかな?

タイミングが早いと言うことは、”もっと待てる”ということでもありますよね?
待てると言うことは、余裕がうまれるということです。
余裕がうまれれば、波をもっと読む時間も増えますよね。

EPSのボードの乗り方

テイクオフだったら、ボードが滑り出してから直ぐのテイクオフの動作をするのではなく、
スーッと滑っている状態のコースティングの時間を長くする事が出来ます。
波が掘れてくるまで待つということ。
ここで、波を見る余裕がうまれますよね。

テイクオフ直後ならば、波が掘れてくるまで波のトップで待てます。
波がブレイクする前にテイクオフ出来てしまうので、波のトップで待ってる時間がPUよりもながくなります。
結構、走ってしまう人が多いので、どれだけ待って掘れている所を使うか?
特に波が厚いポイントや秋頃の潮が多い時、これかなり使えます。
直ぐに動作するのではなく、チェスト・オーバー・ザ・ニーズのコンパクトな体勢で待つ。
波の読めるので、ライディングの余裕がかなり生まれます。
これはちょっと難しい難易度の高いスキルですね〜

ライディングだったら、今までよりもっとパワーゾーンのフラットな所に降りられる。
フェイスの下側でボトムターンをしているのを、フェイスの下のフラットな所、つまりボトムまで降りてターンをすることが出来るというわけです。
意外と、ボトムに降りているようで降りてない人が多いです。

ライディングだと前に行きすぎてしまうので、どれだけフェイスの下まで使えるのか?
掘れている所の真下に向かうようにするのがポイントですね。
同じ場所でアクションをいれる際に、移動距離が長くなるので必然的にスピードが出ます。

アクションする事やテイクオフの動作をする事より、波をどう使うのか?
波の状況はどうなっているのか?これを意識すると、EPSの特性をより活かせます。

日本の波なら、EPSでサーフィンした方が間違いなく良いです。
そして、僕らオッサン世代にはEPSの方がラクにサーフィン出来ますよ^^
女性ならば、走り出しの速さってテイクオフで有利になりますよね。

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