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ケリーが凄い理由

こんにちわ、サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

 

今日はメモ書きみたいな感じで、
ざくっと書いています。

メモ書きというかレポートの下書きみたいな感じなので、
色々と分からない言葉もあるかもしれません。
へーそうなんだ〜って読んでもらってもOKだし、
研究熱心なあなたは色々と調べてみるとイイと思う。

ちなみに、ここ最近のインナーマッスルの筋連鎖や
立甲は今年の半年サーフコーチングで
この辺の動きやワークをバッチリやって行きますよ。

何処を使っていると正しいのか?
って目安もあるので、日頃の練習が間違った方向に
進みにくくなると思います。

立甲はテイクオフやドルフィンにも使えるし
パドルのパワーが上がります。

武術ベースの理論は面白いです。
というか、高橋龍三先生の体軸理論が凄すぎる。
本当に^^

今日のテーマはケリーが凄い理由でもあるんですけど、

「ケリーのカットバックは腕がとんでもない方向まで動く理由」

です。

この写真を見ると、ほんと、何故そこまで左腕が行くの?
って所までカットバックとかカービングでよく見かける。
その答えは超簡単で、それが出来るのは立甲しているから。

立甲してない状態で真似してみても上手く行かないわけがココにある。

体が柔らかいのはご存じだろうけど、
それ以上にカラダの使い方が非常に上手い。

ケリーって肋骨と肩から腕が完全に分離して動いてるんだけど
肩から腕の動きがダイレクトにボードに伝わっている。
分離している理由が立甲が関係してる。

最近、立甲という視点でシークエンスを見てるんだけど
CTのトップのサーファーはターン中に肩甲骨が寄る事が無い。

で、ケリーを見てみると凄く面白くて、
ボトムターンでコンプレッション掛けてるとき、トップでローテーションしているとき、
彼は常に立甲してるんだよね。

下の写真を拡大し見てると、肩甲骨が浮き出てる。

肩甲骨が寄ると、腕の動きって全然伝わらないのよ。
肩甲骨が寄るとみぞおちが固まって、横隔膜を固めちゃうんだよね。
その結果、肋骨から頭までが浮く感じになって、腕の動きがボードに伝わらないってわけ。

立甲してると、肋骨から頭まで全部がをボードに乗せることが出来るから
ドライブがもの凄く掛かるし、無駄に動きすぎないからカービングとか
もの凄くスムーズに出来るようになる。

横隔膜を固める体勢って、腰を反ったり
胸を張ったりすると横隔膜が固まりやすくなる。

で、ケリーみたいに、腕の動きをボードに伝えるには
立甲の状態でローテーションする必要がある。
ケリーがトップのアクションしてるときに
肩甲骨が寄ることってほとんど無いんだよね。

ボトムターンでも同様。

立甲を使うと、腕の動きが肩からダイレクトにボードに伝えられる。
それは何でかというと、前鋸筋・腹斜筋・腹横筋・横隔膜・大腰筋などの
肩からつながっているインナーマッスルを連動させて筋連鎖を使えるから腕の動きが肩から伝わるわけ。

でもこの肩の動きが伝わっていないと、腕の動きはボードに伝わっていないのよね。
胸を反っていたり、腰を反りすぎると、まず立甲はできない。
で、肩甲骨が寄っても、甲腕一致のゼロポジションで前鋸筋を使えていないから肩の動きは伝わらないわけ。
腕を使っても腕が反射して戻ってきちゃう。

この辺がトラックの太さに影響してくるし、腕を思いっきり動かしてもハンドアクションしても上手く行かない原因な訳です。

大会で勝ちたいなら、この辺の動きは必要だよね。
波が見えてヒート戦略が立てられたら、普通に優勝すると思うな〜
それでは。

 

PS.立甲は誰でも3分位で出来るようになるよ^^

そこから段々と質を上げて行けば、自由に立甲できます。

PPS.体幹の筋連鎖を使った動き知りたいならこれがオススメ

→サーフコーチング:アドヴァンス編

波に乗る本数は増えたけど、思うようにアクション出来ない
上手く行くときとそうでない時の差が分からない
カットバックがいつも失敗する
フィニッシュをなかなかメイクできず、ワイプアウトしてしまう
波は乗れるけど何をしたらいいのか分からない
この様に悩んでいるならオススメのコースです。

日程は
2/21(火)→残り2名様
2/28(火)→残り1名様→完売

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