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Sex Driveインプレッション

こんにちは、サーフコーチの林です。
昨日、日本でSexDriveを乗って来ました〜

Monsterはスナッパーでクラッシュしてしまったので
修理から上がってきたインプレッションしますね。

 

昨日の午前中は腹~胸、午後は胸~肩の南房総のビーチブレイク。
サイズは多少あるけど、厚くてパワーが無いけどピークは掘れている。
クセのある難しいコンディションでした。

5’10の32.8Lあるのでオーストラリアでは浮力がちょっと多い感じでいましたが
セミドライを着た状態での日本の波では、ベストなサイズでした。

僕は普段は29L前後を使っています。
SexDriveはCL値より浮力を感じないボードかな?って感じです。

個人的には32.8Lですが29L位に感じるかな?
Monsterの29Lの方が数値より浮力を感じますね。

SDのアウトラインは丸いですが、めちゃくはスピードが出て動きます。
波にパワーが無いポイントでは、ノーズの幅がパドルの安定感を出してくれて
テイクオフの走り出しを速くしてくれます。

なのでポジショニングがいつもよりも奥に出来て、一番掘れた所からテイクオフ出来ます。
沖じゃなくて、奥です。

なので結構良い所から波に乗れるので波に乗る本数が増えます。

あと、奥から乗れるので
あの人が動いたから乗るのをやめよう・・・
って心理を周りに植え付ける事が出来ます^^;

思ったより波が厚くて、乗れないかも?
って波は、テールをリフトさせてパドルのストロークを気持ち強くすると
スーッと波の前に出られて乗る事が出来ます。

テイクオフからスピードが自然と付いているのでライディングの視界が広くなります。
なので冷静にライディングできます。

波が厚くて中々割れないセクションがあってそこを抜ければその先で波が割れる・・・
そんな時には、ボードのセンターにコンプレッションをかけてレールを入れていくと抜ける事が出来ます。

個人的にはこんなにライディングで視界が広がるとは思いませんでした。
クローズアウトセクションではシャープにボードが返ります。

 

アレックスによるボード解説

 
 
ロッカーはフラット。
コンケーブはVee→シングル→ダブル→Vee
 
ノーズ側がVeeが入っているのでターンの切り返しがしやすいのが特徴です。
特にノーズエリアのアウトラインが広くて丸めなのでVeeが入る事で
ターンをスムーズに切り返しする事が出来ます。
特にカーブ系のターンはめちゃくちゃスムーズですね。
 
そして、ボードのセンター部から深めのシングルコンケーブでサイドフィンエリアがダブル。
ボードのセンターに乗るともの凄い勢いで水が流れるのでスピードが出て行きます。
波が厚くて進まないってセクションをセンターに乗ってパンピングする事で水が流れ、
次のセクションへつなげる事が出来ます。
 
そしてテール部分がVeeなのでターンの切り返しをラクにしてくれます。
 
ボードのレールはボキシーtoミディアム。
「レールボリュームはボキシーでレールシェイプがミディアム」という事です。

 ボリュームがあるけシェイプがミディアムなのでレールの厚さを感じないです。

 
この抜群のレールシェイプのおかげで、ターンがスムーズに行えます。
ボトムターンでは自然とコンプレッションをかけて行くと、スーッとレールが入る。
カーブ系のターンではTシェイプを意識してローテーションする事で、気持ちよくカーブしていきます。
 

パワーのあるオーストラリアの波では・・・

テイクオフが速いので、他の人が待っているバンクの裏で波待ちできて、
他のオージーが乗ろうとしているピークが割れる前から乗れます。

そして抜けてこないだろうと思い、乗ろうとしてくる所を
ポケットのボトムをキープし猛スピードで抜けてアクション入れられます。

アウトライン的にはモッサリして、動きは悪そう・・・
って思っていたのですが、1本目からやられました。
もの凄くターンがスムーズで、ドライブが効きます。

サイズは胸〜肩、頭オーバーで使っていました。

アレックスのボード自体が、勝手にスピードが出る。
そんなボードで、もの凄く気に入っています。

今までは自分でドライブをかけるって事をしていましたが、
勝手にスピードが出ているって言葉が合います。

 

テイクオフのスキルを高めてくれるボード

このSDはテイクオフの滑り出しがもの凄く速いので
今までよりピークの奥からテイクオフする事が出来ます。

割れてくる波でスープから乗ろうとした時にも
ボードが暴れずに安定してテイクオフ出来ます。

パドルも安定してスイスイ進むので
波をキャッチしに行く事もラクに出来ます。

 

あえてデメリットを書くなら

リエントリーの縦の動きは、コツがいります。
カーブ系のターンは難なくというか、もの凄くスムーズです。

リエントリーなら深くボトムまで降りて、しっかりと両手でアプローチする事。
バックサイドなら、ねじり混むと動きが悪くなるので、
しっかりとTシェイプを意識してレールを入れ前腕を使いトップへのアプローチをする事。
この事で、縦に上がる事が出来ます。

むしろ正しいターンの仕方を覚える事が出来るようになりますね^^
まだクアッドを試していないので何とも言えませんが、クアッドならもっと縦の動きも良くなります。

あとは、テイクオフの時だけボードに乗るポジションを変える必要がある。

テイクオフ時はボードに乗るポジションを変えるだけで、
ノーズから水が流れてテールからもの凄い勢いで波に押されてテイクオフ出来ます。
なのでテイクオフからのスピードが超速いです。

アウトラインから想像するとドルフィンが辛そうに見えますが
そんなに苦にならないです。
パワーがあってサイズのある波だと若干コツが入りますが
胸〜頭位だったら、問題ありません。

 

このボードはどんな人に向いている?

・なかなか波に乗れないと悩んでいる
・もっと波に乗る本数を増やしたいけど、パドル合戦で負けてしまう
・日本のよくあるコンディション(いまいちな波)で乗るボードを探している
・浮力を持たせて、ラクに気持ちよくサーフィンしたい
・混雑している海で、テイクオフのアドバンテージが欲しい
・モモ〜腰の小波でも走らせてアクションしたい
・良い波用のボードはあるからパワーの無い、いまいちな波でも楽しめるボードが欲しい

そんな方に向いているボードです。

僕の体重は70kgなので、SDのCL値は32.8Lで体重から換算すると約47%のCLになります。
波にパワーが無い時やサイズが小さい時で冬用のウエットを着るとこの位の数値が丁度良いかな?
って感じています。

ちなみに、普段は28Lなので体重の40%。
夏場で着るものが少ない場合やパワーのある良い波の時は26L前後で、ウエットを着るなら27L位。
体重の38〜39%を基準にしています。

ちなみに、カラダを鍛えこんでいるプロなら体重の34〜36%といわれています。
上級者なら体重の36〜38%、中級者なら38〜42%位です。
中級〜初級の中間なら、プロ用の1.5倍のCL値、初級ならプロ用の2倍のCL値。

これをベースに年齢や体力と筋力、サーフィンに行く回数や着るウエット、
ボードの用途とマテリアルを考えて、適正なCL値を出していきます。

 

 

ACSODのボードプライス

標準のPU:128,000円(税抜)
センターストリンガー EPS:148,000円(税抜)
フューチャープレックス EPS:165,500円(税抜)
X-core EPS:165,500円(税抜)

5fin:+8000円(税抜)
その他オプションもありますよ^^

 

P.S

4月末までオプション6000円+ACSODの限定Tシャツプがもらえます
まずは無料相談から

P.P.S.

このインプレッションは僕個人が感じた事をベースに書いています。
なので、アレックスやメーカーの推奨してる事と若干違う事もあります。
サーフコーチングしてきた経験を元に、日本の一般的なサーファーには何が必要なのか?
そしてあんまり良い波に当たる事が少ない・・・
週に1回1ラウンドという短い時間でサーフィンする方が多い事を考慮しています。

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