こんにちは、サーフコーチ林です。
パームビーチのDune Cafeから、、、
今回のクイックシルバープロ、半分の期間で終了しましたね。
今週末は波が無くなる予報なので一気に終わらせたのでしょう。
直ぐにベルズが始まるのもあると思うし。
今年もドラマでした。
シーソーゲームも多く、ラスト1秒で乗ったライディングで逆転とか。
特にファイナルデーは鳥肌立つヒートが幾つもありましたね。
今年は連続写真のシークエンスとムービーの2本立てで撮ってきました。
撮影に協力してくれた佐藤さんありがとう〜m(_ _)m
今年写真を撮っていた感想
ジャッジ・クライテリアはもの凄く上がっていたと思います。
去年ならあと1点か2点高くても良いようなエクセレントライディングでも
Goodレンジですからね。
ジャッジはマニュバーの進化をもの凄く求めている
そんな感じを受けました。
特に9ポイント台が出たライディングはジャッジの要素である
スピードとパワー、バリエーションとイノベーション、
全てが入っていました。
特にイノベーションを要求されている割合がかなり高くなっています。
アーリーラウンドで負けたケリーやミック、ジュリアンは
狙った波が違い負けたなぁ〜って僕は感じます。
この辺は試合での波選びとタイム・マネージメントですね。
他には現場ではNext LevelとかNext Generationって言われてたかな。
女子も1年でこんなにも進化するの?
ってレベルで変わっています。
ターンのクオリティやスプレーの量スピード、パワー
このあたりが特に違いました。
男子・女子で共通してた事
・アメリカはスムーズ&スピード
・オーストラリアはスピード&パワー
・ブラジルはイノベーション
って印象でした。
国によって面白い位スタイルが違うなぁ〜
男子のファイナルの場合なら
コロヘは超スムーズでスピードを生かしたカービングとリバース系。
ウイルコは超クリティカルな所にパワーでアプローチとマニュバーのバリエーション。
日本人初のCTサーファーのカノアは、、、
めっちゃ丁寧なサーフィンをするって印象です。
無駄にボードを動かさないで、しっかりとレールワークでターンして行く。
まさかR5まで行くとは思いませんでした。
試合の入り方は完璧で、特にジェレミーとのR3の試合運びは完璧だっよね。
波選びが抜群に良くて、点数の出る波をしっかり狙えていた。
一方のジェレミーはいまいちな波選びで点数が伸びなかった。
特に残り10分位からは焦りでボードをバタバタ動かし始め・・・
試合で勝つ最大の秘訣
R3のタジとウイルコのヒートで、めっちゃ良いライディングをしたタジ。
そしたら、まだヒート始まってないよ!ってコールされる。
まさか乗るとは思わず、写真撮れなかった^^;
そこで、一気に集中力が切れてしまい、タジの定番負けパターンに。
全く集中出来ずに、波選びがバラバラで試合運びが全く出来ず。
ファインダーを除きながら、フラストレーションがめっちゃ感じられました。
試合で勝つためには、ミスをしない事が重要。
ミスが減ると勝ちにつながります。
波選びとタイムマネージメントは完璧に運ぶ必要があります。
点数が出る波をしっかりと選び、クリティカルな
際どいセクションでマニュバーを仕掛ける。
そしてマニュバーの成功率を上げる事は大前提ですね。
気合いや根性論では勝てません・・・(;゜ロ゜)
試合で勝つために必要な3要素
試合で勝つためには絶対必要な3つの要素があります。
絶対的条件はフィジカル。
たるいセクションやショルダーでのマニュバーは点数が出ないので、波に合わせた最適なマニュバーする事とドライブが利いたターンをするための自分にあった最適なカラダの使い方。
そしてメンタル。
この3つは試合で勝つためには絶対必要です。