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バックフッターとフロントフッター

こんにちは、サーフコーチの林です。
方南町のRe.Studioから、、、

明日から徳島〜今回は波があるかも^^

 

先日、ターンの荷重について質問をいただきました。

ミックファミングに憧れて、過去にいろいろ調べました。
それでミックはバックフットであるということを知り後ろ足を意識してサーフィンしてきました。
XTRのブログにも書いてありました。
ですが知識先行型なのか、なかなか上達しないので、今回林メソッドにかけてみました。

ただ今までと正反対のメソッドなので正直戸惑いがあります。
まだ海に行っていないので試しもせず恐縮ですが、林さんの加重に対しての見解を教えていただけたらと思います。

という内容です。

 

バックフッター、フロントフッター

バックフッター、フロントフッター、ナチュラルフッターって定義の背景がわからないので。
何とも言えないかな〜

ターンのタイプは4つに分かれるというのが僕のメソッドなので、ヒップバッカーとかバックフッターってのは、その情報の背景がわからないので正直に言って直接話を聞いてみてないと分からないですね。

基本的に全て背景は何を基準としているのか?で全く変わります。
コンテンツ(情報)とコンテキスト(背景)の違いで、背景が変わればコンテンツの受け取り方も全く違ったものになります。

 

4FTのメソッドの背景

ボードの乗る時、重心が何処にあるのか?
つま先?かかと?どっちなのか。

上半身の使い方はパラレル?ツイスト?

ここから始まっています。

つま先重心の人は、必ず前足から動作が先行します。
カカト重心の人は、必ず後ろ足から動作が先行します。

 

そして、膝はどのように使うのか?
内旋?それとも外旋か?
ここは上半身の使い方で変わります。

 

前と後ろの膝をどのように使うか?
前足の膝も使うし、後ろ足の膝も使う。
どちらかをしか使わないという事は無いんですよね。

これで分類する事出来るから、合計4パターンになります。

 

例えば、質問にあったミック。

DSC00848_wm

バックフッターと言われているが、つま先重心です。
ターンをする時に、前に倒れるようにボトムターンに入ります。
それは指先で踏ん張るクセがあるからです。

後ろ足は外旋タイプ。

つま先重心は前の膝が先行して内旋して動き、後ろ膝が追従して外旋する。
上半身がパラレル(上下平行)に動くので後ろの膝が外旋します。

 

 

パーコもバックフッターって言われているけど、、、

DSC00072_wm

パーコは、つま先重心で前膝が内旋で先行して動き、後膝は内旋して動く。
そのために後ろの膝が前足に近くにある事が多い。

 

 

ケリーはかかと重心なので後膝が先行して動き、その後前の膝が内旋するタイプ。
デーンもケリーと同様のタイプ。

DSC_7873_wm

 

ジョンジョンは、カカト重心で後膝は外旋タイプ。
前膝の動きは外旋します。

_DSC0541_wm

 

重心の違いと膝の使い方で大きな違いが出てきて4パターンに分かれるので、
バックフッターとかフロントフッターとかの分け方はシェイパー的な見解なのかもしれません。
冒頭にも書きましたが、その情報の背景がめちゃくちゃ重要です。

 

重心のタイプの見分け方

 

つま先重心の見分け方は、ボトムターンの時に前へ倒れる。
カカト重心は、まっすぐにしゃがむ。

ここで見分けられます。

 

でもその前に、基本フォーム

 

基本フォームが出来ていないと、ターンの意識しても無駄です。
基本フォームはサーフィンの「構え」です。

サーフィボードの上に立つのではなく、構える。
ここがポイントです、その構えをニュートラルバランスって呼んでいます。

しっかりと胸が正面に向く。
前足の膝から下はボードに対して垂直。
頭の位置は前足より前に出ないでアンカリング。
後ろ足が前足と平行になっていてカカトがついているか?

この4点を無意識の状態で構えられるようになる必要があります。

 

これが出来て次にターンの動作です。
で、最終的に自分のタイプを知る事で、ターンを最適化する事が出来ます。

自分と違ったタイプの動きを真似しても、しっくりこない場合が多い、やりにくい。
なんか違うな?って感じるのは自分に合っていないタイプだからです。

特に、かかと重心の人がボトムターンに入る時に上半身を前に倒すと、指先での踏ん張るのが苦手なのでコケるという事になります。

 

バックフッターとかに左右されず、基本フォームを身につける。
その後、自分のタイプを知り、各ターンのゴールを知り動作を磨いて行きましょう。

 

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