こんにちわ、サーフコーチの林です。
リップやスナップをしたあと、
ラインがつながらない・・・
波に置いていかれる・・・
スープにつかまってしまう・・・
なんで、この様になってしまうのでしょうか?
その理由はリップするプロセスに原因があります。
トップで板を返したときに時に、ずっとテールに乗っているからなんですね。
サーフィンでターンするためには、体重移動をする必要があります。
前と後、両方の股関節に的確な場所で乗る事です。
前の股関節に乗るだけでは、タイトなターンは出来ません。
後の股関節に乗るに乗るだけでは、ずっとテールに乗ってしまいスピードが付かないしレールも使えません。
トップに上がり、ボードが返った時にはボードのセンターにいる事。
要は、前の股関節に乗っているという事ですね。
そうする事でノーズが下がり、リップ後のラインもつながるし、更にスピードをつける事が出来ます。
ここでポイントなのが、ボードを返すと思うと間違った動きをしてしまいがちです。
テールを蹴ったり、上半身を無理に動かしたり・・・
これらは、失速の原因でもありスプレーの量が減ります。
リップにあたれば、自然と板は返ってきます。
無理に返す必要はありません。
写真のJordy Smithのようにこのバランスから、ボードが返りながら前の股関節に移動してきます。
前の股関節に乗って行くのは、下のミックファニングのシークエンスで分かると思います。
返すときにテールを蹴っていたら、ここまでしなやかな動きにはなりません。
この最後の写真だけを見るとテールを蹴っているように見えるけど、プロセスを見て行くとそうでないのが分かると思います。
WCTのAdriano De Souza選手は168cmと小柄ですが、スプレーの量やスピードは半端ないですよね。
体格は関係なく、カラダの使い方なんです。
この選手はリップするなら飛んでしまいますけどね〜
リップをメイクしたいなら、後に残るな。
これが鉄則。
後ろに乗りっぱなしだから、止まるし置いていかれますよ。
写真は各アスリートのFacebookから
ミックファニングのFacebook
ジョーディー・スミスのFacebook
デ・スーザのFacebook