コラム

Billabong World Junior Championships


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ビラボンジュニアチャンピオンシップでTeamJapanは惨敗でしたね。
非常に難しいコンディションの試合だったと思います。
試合のタクティクス以前にもっと重要な部分をトレーニングしないと勝てないなと、見ていて思った。

みんな上手なのは事実だし、日本人選手は皆、身体能力は高い物を持ているとおもう。
日本にいれば、この子上手だなと思われるかもしれないけど、世界では勝てない。
なぜ勝てないのか?
それは基礎が出来ていないから。
基礎がしっかりしていれば、どの様なコンディションでもしっかりと実力が発揮できるはず。これはサーフィンに限らずどのスポーツでも一緒。

その基礎とは
・バランス
・パドリング
・テイクオフ
・ターン
の事。

パドリングを見ていると、背中反りすぎでノーズが上がってしまいスピードがない。

ノーズが上がっているので、テイクオフの時に波の力を利用できないから沢山パドリングしてしまい、力みが出るし、テイクオフで加速できずにおいしいポジションから乗れない。 そのおいしいポジションを逃してしまうから、1ターン目が遅くなえいアクション数も減り、クリティカルセクションでのターンが甘くなる。

あと、パドリングの力みがテイクオフ後のターンを失速させる原因になる。
一度力んでしまうと、その1本は全部力んだターンになってしまう。

ターンはテールを動かすボードコントロールが中心なので、トリミングしても中々加速しないから、沢山トリミングをするハメになる。
もっとセンターに乗って下半身を上図につかい、リズム良くターンする。その際のリズムは1・2・3で。
1はレールを入れる(ボードを下に向ける)
2は体重をかける
3は体重を抜く
見ていると、2と3で動いてしまっている印象を受けた。
動きはクイックだがダイナミクスさが無いから、こぢんまりとした小さなサーフィンになってしまい点数が伸びない。

あと、進行方向に対して横を向いていたら加速はしない。
意外とプロでも横を向いていたりする・・・
前を向いていないから視界も狭いし、ボードの中心から軸がずれる。

この全てに共通しているのがバランスです。
自分でバランスがよいと思っているのが実は間違っていると言う事。
海上でのボードの水平やその水平の角度の調整、ボードセンター 、足の中心、手の中心、いかに力まずにパドリングをしてターンをするか。
この部分を変えるだけで、サーフィンも相当変わってくるのです。
そのバランスを鋭くするためにも、身体の感覚を鋭くする事がポイントになってくる。

タクティクスの前に理論及び基礎をしっかりとやらないと、この先もずっと勝てない。
理論及び基礎があってタクティスクなのではないでしょうか??
そんな事を思ったので、こんな記事を書いてみました。

理論が分かっていると、自分で分析する事も出来るようになり客観的に判断できるようになります。また、このような記事を書く事も可能になってきます。

理論については後日書きたいと思います。

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