これは僕が2010年の6月位に千葉大学のモーションキャプチャーを利用して実験を行っているときのパドリングの動画。
従来のパドリングと何が違うかというと、手を深く入れないで浅めに真っ直ぐ漕ぐことでパドリングのストロークが長くなります。
よくあるS字に漕ぐとか、背中を反って前の方を深く漕ぐなどというパドリングは、力を無駄にしています。
S字に漕ぐ事で、色々な方向に力のベクトルは向いてしまいます。しかし、パドリングを一定の深さで漕ぎ真っ直ぐに漕ぐ事で力のベクトルはずっと同じ方向に向き、これが水中でのトルクに変わり推進力が増し早いパドリングに繫がります。
背中を反ってしまうと、肩を固定してしまう事になるので肩甲骨を使ったパドリングが出来なくなります。
なのでドジ井坂のパドリングは「背中は反らず」に「アゴをボードに付け」、「ヒジを上げる」事で肩甲骨を使ったパドリングが出来ようになるのです。
このパドリングは手で漕ぐのではなく、手を入れた状態でヒジから漕ぐと疲れない肩甲骨を使ったパドリングが出来るようになります。
ヒジから漕ぐというのは、ヒジを水平に動かす事を意識すれば出来るようになってくると思いますよ♪
次回はボードの前ではなく、後ろを漕ぐをテーマにする予定です〜
前回はパド筋って?です。