こんにちわ、林です。
今日はイメージトレーニングについて、、、
ロンドンオリンピックの体操で金メダルを取った、日本を代表するアスリートの内村航平選手。
内村選手のトレーニングで特異なのが、イメージを使ったトレーニングです。
この人のイメージは鮮明に頭の中で描けているのだという事が分かります。
その鮮明に描いているイメージは、どこの筋肉がどう動いて、今は自分はどんな状態か。
さらには、演技している所で、自分は何処にいるのか?が鮮明なようです。
内村選手はこう言っています。
「理想のイメージは、いつも頭の中にある」
一般的にはイメージしていても、自分ではない事が多い。
要は、ビデオを見ているときの3人称イメージという事で、他人の演技だという事。
しかし、内村選手はイメージしているとき、1人称イメージであると言う事だ。
さらに、イメージしているときに自分の目で見ている景色が鮮明であること。
要は、客観的に自分を見ながら、その演技している自分の視点もあるという事。
かなり分かり辛いのだが・・・
イメージトレーニングにおいて、ココが凄くポイントだなって思います。
客観的に第3者視点で自分を見ながら、自分自身の視点からも見ることができる。
第3者の視点から見るのは、
モルツ博士のサイコサイバネティクスでいう、
マインドスクリーントレーニングにあたる。
それを内村選手は自ら発展させた形だとおもう。
これがダントツで突き抜けている要素の1つでもあるかなと思っています。
NHKスペシャル「ミラクルボディ」で半年間かけて、
脳がどう動いているかを解析したので本当だろう。
実際、内村選手は14歳の時・・・
これまで成功していなかった「コバチ」という技が、
自分から見た「コバチ」を鮮明にイメージすることが出来て、
成功した景色が見えた途端に、すぐに成功したと言っている。
サーフィンだったら、一つ一つの技を鮮明にイメージして、
どのようにカラダが動いて自分は波の何処にいるのか?を、まずはイメージ来出るようになる必要があります。
海に入る前に、必ずやってといつも言っているのが、、、
今日の波だったら、どの様にサーフィン出来るのかをイメージする。
沖に出ながら、波のブレイクがよりよく分かると、もっと鮮明にイメージが出来るようになります。
そして、テイクオフする前からイメージをする必要がある。
テイクオフの前に1本のライディングイメージを組み立てるのは、実際無理だろうと思う。
ケリー・スレーターは、こう言っている。
何かのアクションをしているときには、もう次ぎに何やるかが既に決まっていると。
要は、もうイメージが出来ていると言う事だ。
テイクオフの時点では、ファーストターンは何をするかが既に決まっているという事ですよね。
波に合わせて技をすればイイというのは、実際間違いだ。
それだと、既に遅れているのだ。
波を予測して、次に何をするのかイメージ出来てなければ、思うようなアクションは出来ない。
実際、僕もそれをしてるときと、そうでない時の差は歴然と違うのを体感している。
イメージトレーニングを始めるなら
客観的に自分のイメージ描く事から始めると良いだろう。
そして、それを遊び感覚でやる事。
次に、段々とイメージの精度を高めて、鮮明かつ具体的に描くようにしていく。
忘れてはならない事は、イメージでもプロセスが大事だという事。
よくありがちなのが、リップアクションのイメージをしてて、
ボトムターンやトップに上がるシーン、ボトムターンに入る前のシーンなどが欠けている事が多いのだ・・・
これでは、リップアクションまでこぎ着けないのは分かると思う。
全てにはプロセスがあり、そのプロセスが欠落すると、そこにはたどり着けないという事だ。
イメージトレーニングのヒント
好きなサーファーのDVDをただ単に見ているだけでは、イメージは鮮明にならない。
何故なら、それは動画だから印象しか残らないから。
最適なのは、シークエンスの連続写真だ。
しばらく前はシークエンス写真が大きく乗る事が多かったが、最近はトップアクションだけの写真が多い。
特に、エアーしてる写真はその後メイクしていない事が多かったりする。
だから、そこまでのプロセスに目がいかないのだ。
DVDを見るなら、スローモーションで何回も繰り返し見るのがオススメ。
普通のスピードだと、全ての動きが高速だから、実際どうやっているのか分からないだろう。
だから、印象しか残らないというわけです。
まずは、DVDをスローモーションで見てみることから始めてみてはどうだろうか?