こんにちは、新しい体幹の教科書著者・サーフコーチ林です。
今日は
どうしたら、テイクオフでボードが走るようになるのか?
というテーマです。
先日、サーフトレーニングで女性プロの高間木さんと話していたときに面白い事を言っていました。
テイクオフのパドルで力の95%を
使っていたら、その先何も出来ないよね
お〜なるほどね^^
面白い視点だなぁ〜って思いました。
ちなみに、僕のサーフトレーニングでは最終的に5〜10%まで下げます。
そうすることでバッファがあるので、色々と対応しやすくなります。
このためには、いかにアウターを抜けるか?これで全く変わります。
いかに無駄な力を使わずにパドル出来るか?ここなんですよね〜
人間が必ず持っているカラダのコア・システムを使う
カラダを動かすためのシステムというものが、人間にはもともと備わっています。
それが
・静の状態(骨)
・感覚(神経)
・動の動き(筋肉)
この3つの要素です。
動きというのは、静から動に変わる事で、動きが出せます。
動きをコントロールするのが感覚です。
そもそもで、殆どの人は静の状態を知らないですし、教わってきていません。
静の状態とは、アウターマッスルがほぼ抜けている、脱力といわれるインナーマッスル優位の状態。
この静の状態は骨がスムーズに動く状態で関節が正しくかみ合っているので、脱力している状態になっています。
この静の状態になると、足裏からはじめて地に足が付く状態になります。
なので、ズッシリと重たくなり、足裏に質量を乗せられるんですよね。
けれど、アウターマッスルが抜けている状態なので、素早く動く事が出来ます。
さらに足裏に力を伝えられる状態にはじめてなります。
ただ単にボードに乗っているだけだと、基本的に静の状態になれてないので質量は軽くなります。
アウターマッスルが引っ張るので軽くなるんですよね。
これは、パドリングも一緒です。
パドリングは足裏はつかないので、みぞおち〜ヒザ上位までがつくようになります。
この状態で静の状態ができると、面白い位にボードが進みます。
ズッシリと重たい状態になるので、ボードが安定します。
けれど、アウターマッスルが抜けて骨が動く状態なので、腕も回しやすく背骨も動きます。
だからテイクオフで足をスムーズに持って来られます。
そして、何よりもテイクオフでのボードの走り出すのが速くなります。
さらに、この状態だとサーフボードが波のリフティングフォースを受けてプレーニングして前に進んでいる力、
そしてボードを押す手の平から伝わる反力、これら両方を使えるのでテイクオフの動作が軽くなります。
静の状態の作り方
プランクで静の状態が作れるとパドリングでも応用しやすいです。
プランクはアウターマッスルを効かせてしまうのですが、アウターマッスルを抜くとずっとやってられるようになります^^
お腹はおへその上を触ってもらい、一瞬腹筋が抜ける場所があります。
そのポジションになると、プランクでアウターマッスルが抜けた状態になります。
是非この動画を見てやってみてください^^
P.S.
プランクのワークは、先行でZOOMでレクチャーした方々からメチャクチャ好評でした。
「コレ、もの凄い強力で、スゴく気に入って毎日やっています。」
って人が何人もいましたね〜^^
P.P.S.サーフィンで色々とやってみたけど上手くいかな時にやるのがこれです
↓
ムーバブル・チェイン・サーフトレーニング:体験版
