こんにちは、新しい体幹の教科書著者・サーフコーチ林です。
このカテゴリーの研究を始めてから18年位経ちますが、
テイクオフってメチャクチャ奥が深いですよね。
最初に告白させてください。
実は僕、2013年の3月までは、ベストじゃないテイクオフの方法を教えていたのを後悔しています。
そこから、色々とカラダの使い方を学び、テイクオフについて研究してきました。
今、テイクオフの動作を教えている方法は、2019年につくったバイオロジック・テイクオフがベースとなっています。
そして、今は既にver5とかなり速いペースで刷新し、どんどんと分かりやすく実践しやすくなっています。
実際にこれは、僕が2013年の3月頃にこの違いを体感した話です。
「おいおい、マジかよ!」驚きました。
その日、一緒にサーフィンに行っていた友達に「このちょっとした違い」を話したら、同様に「マジか!」驚いていました。
それまでは、テイクオフの動作はメチャクチャ練習していたのに、なぜテイクオフで負けるのか?
自分がピークにいるのに、負けるのはなぜか?悔しくてたまりませんでした。
しかも、その原因が分からなかったんです、、、
それがある時、CT選手の1人であるジョーディ・スミスの動画を見てて、もしかしたらこっちの方が良いんじゃないか?
ってなんとなく思ったんですよね。
「おいおい、マジかよ!」って驚いた、その日は腰位の小波でした。
小波だったので、ジョーディ・スミスの動画を見て気付いた事をやってみようと閃いたんです。
それまでは、「えいや!!っとな!」という感じで結構しんどかったんですけど、
そしたら、スーって足が持って来られた。あれ?なんかメチャクチャ、スムーズじゃない?
なんか、良いテイクオフ出来た時の景色やスピードになったんだけど。
何コレ?って、この様に違いを感じました。
しかも、嬉しかったのがテイクオフで自分で背中を反らなくて良いから、海から上がったときの疲れ方が半減しているって感じたのです。
いつもだと、20本乗ると全体力が消耗してシンドイ〜って感じ、帰りの車の運転どころじゃなかったのが、今日は25本乗っているのに余裕が残っている〜って位に。
この時、何を変えたのか?というと、、、
テイクオフの動作に入る前の体勢を変えた。
ということです。
テイクオフの動作はテイクオフするための状態(型)をつくれば
テイクオフ動作のやりやすさは、メチャクチャ変わります。
Before

After

テイクオフの動作で欠かせないのが、重心という要素です。
重心とは、何処を中心として動くのか?ということです。
動きの中心は何処か?
これが、テイクオフの動作がやりやすい、やりにくいに影響を与えます。
テイクオフがやりやすくなる型は幾つか要素があるのですが、体感しやすいモノを今日はご紹介します。
色々な体型の方や、60代の方でも違いを感じられているので、あなたにも出来ます。
結論から書くと、
胸の中心に重心を置くのがポイントです。
なぜなら、両手を着いている場所と重心のラインが揃うと、カラダの負荷が最も少ないからです。
例えば、両手をお腹の横について、重心がお腹にあるとすると、背中を反るようになります。
背筋で背中をおこしてから腕を伸ばすので、疲れやすくなり、背中を反るので背骨が詰まってしまい動きが制限されてしまいます。
足と体幹のインナーマッスルの連結が解除されてしまい、股関節が抜けてしまい、足を持って来られなくなります。
やり方によっては、腕を伸ばす動作にも負荷がかかります。
また、背中を反るという動作が入るので、どうしてもノーズが上がり気味になり失速してしまいます。
しかし、両手を胸の横について、重心を胸の中心付近に持ってくると、腕の伸ばすだけなので、背中を反らずに済みカラダへの負荷が減ります。
さらに、胸が丸まるようになり背骨も丸まるので、背骨の動きが制限されません。
この方法だと、足と体幹のインナーマッスルがしっかりと連結されているので、股関節が利いているので足を持って来やすくなくなります。
そして、この方法はノーズが上がらないので、失速を防ぐ事が出来ます。
これだけは絶対に、
実践していただきたい
ポイントがコレです。
腕を伸ばす時に、手の位置をお腹の横に置き、お腹を中心に腕を伸ばすのか?
それとも、手の位置を胸の横に置き、胸を中心にして腕を伸ばすのか?
たったこれだけで、テイクオフの重心を意識する事が出来ます。
これで、床を脇から押すようにして腕を伸ばしてみてください。
やりやすさに違いがありますよね。
テイクオフの動作をする前に、胸の中心に重心を移動させます。
ボードが走りはじめたら、スグにテイクオフの動作をするのではなくて、
この型に体勢をシフトするのがサーフィン時にテイクオフがスムーズにできるポイントです。
パドル時の型
テイクオフ動作をする前の型
つまり、パドルしている時とテイクオフ動作をする直前では、腹ばいのバランスが違うのです。
両手を胸の横について、重心を胸の中心付近に持ってくる状態(型)になれば、実際のサーフィンでのテイクオフ動作がやりやすくなります。
実はこの状態(型)、ボードを加速させる事も出来て、テイクオフ動作する前にボードが半分以上うねりの前に出られます。
なので、下半身が水中に入ってないからテイクオフの動作もスムーズに行える。
こんなメリットもあります。
テイクオフが上手い人やテイクオフがスムーズでキレイな人はコレを無意識的にやっていたりします。
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