コラム

動作習得スピードを加速させる秘訣

こんにちは、サーフコーチ林です。

なんと、今日のBLOGは999回目です〜
次は1000回!

今日は、実際に昨日あった話です、、、

  • 上手く動作が出来るようにならない
  • 良い動きが安定して出来るようにならない
  • 思い通りに動けない

こんな問題や悩みがあるのなら、今日の話は参考になるでしょう。
特に一生懸命に練習しているのならば、動作習得のスピードは加速するでしょう。

メンタルリハーサル、つまりイメトレって上達には欠かせない要素です。
なぜなら、脳はイメージした事を再現するという機能(OS)が備わっているからです。
イメトレってサーフィンだけじゃなく、練習やトレーニングでも重要で上達のスピードを左右します。

イメトレって2種類あるのご存じですか?

  • 俯瞰(ふかん)した第三者視点。
  • 自分の視界で見る第一者視点。(以降、自分視点)

この2つです。

まず、あなたはどちらをやっていますか?

第三者視点?それとも、自分視点?
それとも、やってない??

次ぎに、どちらをやったらいいと思いますか?

答えは、第三者視点の「客観的にみれる事」を先にやるべきです。
なぜなら、第三者視点があって自分視点というように要素が積み上がるからです。

僕はトレーニングや練習をする時に必ず自分の動きを鏡で見るようにしています。
そうすると、思っていた感覚と実際の感覚のズレが明らかになるからです。

また、日々、自分の感覚も違います。
筋肉の疲れ具合や食べたもで内蔵の具合、ストレス等でも内臓の状態も変わります。
これらが影響して、毎日感覚は同じ様でちがいますし、朝と夜でも感覚は違います。
なので、自分の動きを見ると言うことは極めて重要な事なんですよね。

また、動作を分解して、そこからさらに分解していくときにも、鏡を見ながらカラダの使い方をみてゆきます。

これは昨日、実際にあった話なのですが、、、、

自分視点だけでのイメージで動作やトレーニングをしているとこんな事が起きます。

テイクオフの動作のチェックをしているときに、
何その動き?そんな事、全く教えてないよ???
って動きをしてしまっている、、、こんな事がありました。

自分でも、教わってない動きをしているつもりはないので、

何で?何でこんな動きをしているの?

って驚かれることが多いです。
実はコレって、動作を教えている人ならよくある事だったりします。

この様な事が発生してしまうのは自分視点のイメージだけなので、自分のカラダがどの様に動いているのか?客観的に見てないので、気付かない・・・
という事が発生してしるのです。

また、自分視点は感覚が頼りになるので、自分ではやっているつもりでも、全然やってなかった、、、ということも起きてしまいます。
フィードバックで返ってくるのが、「やっているつもりだった」って言葉ですね。

イメージって俯瞰(ふかん)した第三者目線のイメージに自分視点のイメージが積み上がります。
自分視点のイメージの土台が、第三者視点の俯瞰したイメージというわけです。

イメトレは自分視点で見えている景色が重要て言われたりしますが、それって自分を外から俯瞰して客観的に見えているという前提条件があるわけです。
俯瞰したイメージの土台が無ければ、自分視点のイメージを持っても無意味です。

そして、サーフィンで絶対に欠かせない要素はコンテキストです。
文脈・背景で、コンテキストという文脈があっての動作になります
コンテキストがあって初めてプロセスをつくることが出来ます。
つまり、流れですね。

 

サーフィンのコンテキストは何?

で、サーフィンのコンテキストは何か?といったら、波です。
しかし、多くの人が動作動作動作って言っていますよね。
波の事、コンテキストを全く考えてないです・・・

そして、動作も流れがあります。
つまり、プロセスのことで、1・2・3と動作は成り立っています。

第三者視点のない自分視点のイメージだけだと、プロセスの前後がつながらなくなる事が多いです。
ん?何?その動作?どうやったら前の動作とつながるの?ってなるんです。

第三者視点で動作を見ることで、頭の中でイメージが具体的になり流れのイメージが出来るようになります。
当たり前と言ったら当たり前なんですけどね。

自分視点のイメージは、トップアスリートのレベルで必要でしょう。
体操の内村航平選手は第三者視点と自分視点のイメージの両方を持っているそうです。
この両方の視点のイメージを持つ事が出来る人って相当少ないそうで、ホント天才といわれる一部の人のみと言われています。
俯瞰して第三者目線のイメージがあっての自分視点のイメージなので、自分視点のイメージは極めて難しい・・・

なので、第三者目線のイメージだけで十分で成果がもの凄く出ます。
ワールドチャンピオンになりたければ、自分視点のイメージは不可欠ですけどね。
つまり、第三者目線の俯瞰したイメージができればOKということです。

 

サーフィン時の第三者目線イメージ構築方法

他の人のサーフィンを見ることが重要だって前回のBLOGで書きました。
サーフィン中に第三者イメージを構築する方法は、メチャクチャ簡単です。

  1. サーフィンのプロセスを把握する
  2. 他の人のサーフィンにプロセスを重ねる。
  3. プロセス毎に区切る

これだけで、自分のイメージを客観的に乗せる事が出来ます。
さらに慣れてくれば、「3のプロセスごとに区切る」に、プロセスで必要なキューを乗せて見ていく事で見る基準が出来るので、見ている人が上手い部分やそうでない部分も見えるようになってきます。
また、頭の中でも客観的に第三者視点でのイメージをする事が出来るようになるので、イメージが具体化されてゆきます。

上手い人でもそうでない人、どちらも見ることで良い部分も改善する部分も見えてくるからイメージが具体化出来ます。

陸でトレーニングや練習するときもそうですし、実際にサーフィンでも自分の動きや姿を見られる所は見て見てください。
パドリングの腹ばいや足首の状態、ヒザの角度、そしてストローク。
これらは、海でも見る事が出来ますよね。

特にパドリングで足首とヒザの状態はパドリングの速さ、テイクオフでのボードの走り出しに影響するので、海に入ったら必ずチェックしたいところですね。
感覚のズレを修正出来ます。
そして、やっているつもりでも新しい要素が入るとやっているつもりという事も防げます。

サーフィンの動画を撮影するよりも、ワークや動作の練習、スケートの練習を撮った方が圧倒的に良い結果が出ます。
サーフィンは陸の練習の成果が出るところだからです。
陸で出来ないことは海では出来ませんからね。

まずは、リアルタイムで鏡を使って自分の動きのチェックをして行く所から始めてみてくださいね^^
あれ?何だこの動きは?ってのを発見できるかもしれませんよ〜^^

 

P.S.ちなみに、、、

この第三者目線でのイメトレって日常の色々な事で使えます。

朝起きたときや仕事を始める前に、1日のメンタルリハーサールをする。
第三者目線で1日のスケジュールを大まかにリハーサルします。
そうすると、脳は既にやったという風に捉えるので、生産性が向上します。
5分位やるだけでも違いますよ。

そして、サーフィン前にも同様に使う事が出来ます。
その日のコンディションにあわせて、第三者目線でそのラウンドのイメージすると全体的に良いラウンドになり充実させる事が出来ます。
その日のコンディションに合わせたイメージを作る事が出来るからです。

色々なシチュエーションで第三者目線のイメージを作ってみてくださいね〜
それではまた次回!

 

 

 

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