こんにちは、台湾ナショナルチームのサーフコーチ林です。
今日は
なぜ、セットの波を乗る人はいつも同じ人なのか?
についてのコラムです。
セットの波を乗っていく人って、大抵の場合、何人かの同じ人ですよね?
ある意味、セットは誰が乗るのか??って決まっているような・・・
そんな感覚もあったりしますよね^^;
では、なぜ、彼らはいつもセットを取る事が出来るのでしょうか?
例えば、、、
あなたが乗ろうと思ったセットの波があったとしたら、いつもセットの波に乗る人は既にピークにいる。
そうすると、「あ、取られてしまった」と思い、パドルを止めてしまいますよね、、、
結論から書くと、セットの波を乗っていく人って、動くタイミングが早いです。
では、どうしたら他の人より、早く動くことができると思いますか?
なぜ、早く動くことが出来ると思いますか?
セットの波に乗っていく人って、かなり沖に見えたうねりをしっかりと把握しています。
波の乗る本数が少ない方は、目の前に来た波に反応して動いています。
例えば、肩位の波なら、10m位沖に現れたうねりに反応して動き始めます。
一方、セット波にいつも乗っている人は、既に良い場所にいます。
かなり沖にみえたうねりを把握しているので、動く事ができます。
距離的には100m位沖に見えたうねりですね。
うねりが見えたら、何処で割れるのか?も予測出来るので、ゆっくりと動き良い場所へ移動することが出来ます。
そして、セットってある程度同じ周期で入ってきます。
つまり、同じ間隔で入って来るということです。
例えば、あなたがいるピークに右から入って来るセットは5分間隔だとします。
そすると、5分後には大抵の場合はセットが右から入ってきます。
この周期は面白い位に正確な事が多いので、右から来るセットの時刻が分かれば、次に入って来る時刻も分かるようになりますよね。
そうすると、そろそろ入って来るな〜って事が事前に予測出来るので、他の人よりも先に動き出すことが出来ます。
この違いって、メチャクチャ大きいですよね。
タダでさえ混んでいる海で、波を取る乗って至難の業です。
- 10m沖に現れたうねりに反応するのか?
- 100m沖に見えたうねりに反応するのか?
明らかに有利なのは、100m沖に見えたうねりで動き出すことです。
しかも、乗ります!ってアピールをせずに、したたかに動く事が出来るので、波を取りに行っていると周りに思われないし気付かれにくい(笑
波に乗ります!ってアピールしたら、周りも同じように動くので、波取り合戦にハマります。
ますます、乗れなくなりますよね、、、
セットの波を取る事を優位に進める5つのステップ
- 自分がサーフィンするバンクを決める(ビーチマークを忘れずに)
- セットが入ってくる向きを把握する
- 乗りたいセットの方向を決める
- 何分間隔で入って来るのか?時間を図る(時刻と間隔を図りましょう)
- 海面上を100m位先までを常に見るようにする
最低限、これらのパターン分析はやっておきましょう。
コレやるだけでも、精神的に余裕が生まれ優位に波を取る事が出来ます。
特に、乗ろうとするセットを決めるだけでも乗る波が徐々に明確になるので、ピークにどの様に合わせたら良いのか?というイメージがしやすくなります。
どの様に合わせるのか?というイメージが出来ると、脳はそのイメージを再現するように動き始めます。
脳が持っている機能を使う事が出来るというわけです^^
そして、海に入ってると面白い位、99%の人は乗る波を選んでなくて、目の前に入ってきたセットの波に反応しているだけです。
それには、こんな一般的な思い込みがあるからかもしれません。
「同じ波は2度と割れない」
これ、実は合っているようで合っていません。
「同じ波は2度と割れないけど、同じ様な波は割れる」
というのが、僕の考え方です。
つまり、同じ様な波が割れるパターンが存在します。
波に乗る本数を増やす為にやるべき事は、たったの1つだけ
あなたが乗りたいと思う波は、どの様なパターンがあるのか?
このパターンの把握するための第一歩が、セットが入って来る周期というわけです。
乗りたい波のパターンが分かれば、まずはそのパターンの波に乗るようにフォーカスして行きます。
そうすると、その日に乗る波の基準が出来るので、他のセットのパターンも把握出来るように広がり、乗りたいと決めた波以外の波も乗れるようになります。
乗りたいと思う波を選ぶ事って、メチャクチャ重要です。
あなたが波に乗る本数を増やすためにやるべき事はたったの1つです。
それは、波を選ぶということです。
目の前に入って来る波に反応しないで、まずはセットが入って来る周期というパターンを把握する事から始めましょう!
波を選ぶという事を始めるきっかけになります。
P.S.ピークで批判的な目線を感じながら、ガンガン波に乗る勇気ありますか?
いつも良い波乗っている人と同じ所で、遠慮せずに波を取れるようになり、あの人また波乗っている〜と思いながら見られている側でテイクオフしたいとおもうのならば、コレがオススメです。
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波に乗る本数を5倍に増やす、誰も知らない海に隠れた秘密の情報を読み方
