こんにちは、
体軸パフォーマンス・サーフコーチの林です。
今日のコラムは
体幹トレーニングや筋トレは意味が無い
についてです^^
「サーフィンで思うように動けないので、もっと動けるようになりたい」
「サーフィンで動作する度にカラダが重たく動きが遅く感じて、満足出来ない」
「色々とトレーニングして練習しているのに、実際のサーフィンで思うように結果に結びつかない」
「歳を取っても健康でサーフィンしたい」
というのならば、絶対押さえておきたい原則があります。
なぜならば、この方法はカラダを使う上での全ての土台になるからです。
基礎中の基礎であり、僕が知る限り最強のカラダの使い方でもあると思っています。
言い方を変えると、この方法があって様々な動きに発展して行くという感じです。
そもそも論ですが、これ押さえなければ何やっても成果出ないじゃないかな、、、
結論を書いてしまうと、
「体幹から四肢(腕や足)へとカラダが動く順番がある」という原理原則があるからです。
一般的な体幹トレーニングや筋トレをしてもこの原則をふまえてないので、やっても意味を持ちません。
また、カラダを固めて使う方法を覚えてしまうので、思ったような動きが出来なくなる原因でもあります。
そして、トレーニング等で「どの様にカラダが動く原理原則を使うのか?」という具体的なやり方がないのが、個人的には大きな問題じゃないの?って思っています。
その結果、トレーナーによってアドバイスが変わったり、アドバイスする視点がずれたり・・・
さらに上手く伝わらずに、そうなのか〜で終わってしまいます。
つまり、カラダをどう使うのか?という具体性がないので起きている原因でもあります。
サーフィンって特別という嘘の蔓延
サーフィンって特別だから、、、
それは、思考停止状態に陥っている可能性があります。
サーフィンにもこの原則を全て応用させる事が出来ます。
サーフィンでカラダの何処かに痛みが出る(腕や肩がパンパンになる、腰痛、痺れなど)という悩みも同様です。サーフィンの動作で、カラダが本来動く原則の動きをしていないので、筋肉や骨に過剰な負担が掛かっている。
全てこれが原因です。
- パドリングし過ぎてヘルニアになってしまった・・・
- 肩のインナーマッスルが断裂してしまい、再建手術・・・
- リップアクションで後足を蹴り込んだら、ヒザが壊れた・・・
これは完全にカラダの使い方が間違っていると断言出来ます。
原則として人間の全ての動作はある一定の法則の上に成り立っていて、それをどの様にサーフィンに応用するか?
ここを考えれば、歳を取っても健康でサーフィンを続けられます、間違いなく。
全身で負荷が分散され、カラダへの過度な負担はありませんからね。
また、年齢と共にサーフィンが下手になって行く・・・これも防げますね。
むしろ、キレが増すでしょう。
サーフィンが上手くなりたいと望むのならば、「体幹から四肢(腕や足)へとカラダが動く順番がある」という原理原則はおさえておきたい所です
去年サーフィンキャリア34年のレクチャーした佐々木さん56歳・男性は、
去年教わってからからずっと、サーフィンの調子が凄く良いんですよ〜
って言ってくれていますからね^^v
全国で勝ちたい人やプロやトップを目指すのならば、
カラダが本来動く原則の動きさえ押さえてしまえば、常に良いパフォーマンスが出せる。
そして、課題としている点をクリアすることが出来るようになる。
絶対条件であるかな。
実際にプロを目指している子にザックリとレクチャーしたんですが、
ドライブ感やスプレーの量、ボードコントロール性が上がって、周りからサーフィンが変わった
って周りに言われているようです。
ザックリと教えただけでも変わるんですよね。
むしろ、もっと教え込んだらマジで面白い事になるなぁ〜って思っていますけどね。
去年からレクチャーした人に試してもらっていて、以下のカテゴリーで良いフィードバックをもらっています。
- ランニング
- 野球
- サッカー
- テニス
- 空手
- 太極拳
- ピラティス
- ヨガ
- ダンス
- クライミング
もちろん、サーフィンも^^
その他には
- ブランコで酔わなくなった
- 難聴の症状が改善した
- 朝起きたときの腰痛をほぼ無くすことが出来る
ってフィードバックもいただきました。
セラピストや鍼灸師、理学療法士さんにも教えているので、予想していなかった報告ももらえました。
体幹の使い方の問題点
一般的には体幹は1つの胴体として捉えられていて、それをどの様に使うのか?
なんか、抽象的で掴みづらいですよね。
一般的な体幹トレーニングは固めてしまう事が多いので、実用性はほぼゼロ。
体幹トレーニングしても、効果あるのかな?これ?って思っている人も多いはず。
ちなみに、昔ぼくも同じように思っていました。
また、ピラティスとかだと、背骨を1ずつ動かして・・・って表現されますが、正直全く意味分からないですよね。
僕はそこまで感度高くないし、正直背骨1つ1つを認識して意識して動かすなんて、マジで面倒くさい。
そんな練習するのならば、スケートやるわ〜って思います(笑
実際に背骨を一個ずつ動かすという動きって、サーフィン以外のスポーツでもかなり非現実的で全く実用性がないでしょ?って思います。
なので、去年考えた方法が、体幹(胴体)を上下で分割して使ってみるという方法です。
解剖学的観点から見て、体幹で使うポイントを決めてしまおう〜
実践的に使っていくならば、それを上下でどの様に組み合わせるのか?
これを意識するだけで、効果が絶大でした。
パドルが別モノに変わる
既にパドリングでも使っていて、講座を受けた方からは今までとパドリングが全然違う!って驚かれていました。
特に、パドリングして腹ばいになったときにカラダの重さを感じたら、重さを感じなくする方法があります。
一気になくなるわけではないのですが、徐々に重さを感じなくなります。
また、パドリングで腕を早く回したい時ってありますよね?けれど腕が速く回せないって経験あると思います。
こうなってしまう原因があり、それは体幹が腕が早く回せない状態になっているために起きています。
テイクオフの動作は、マジで速くなります。
テイクオフの動作をレクチャーしたかたからは
テイクオフの動作が速くなりすぎて、最初は何をしたら良いのか?分からなかった・・・と戸惑った!
と言っていました。
- 前足が足が出ないとか、テイクオフの動作が重い。
- ブーツを履くと足が引っかかる
- テイクオフ後の余裕が全くない。
というのも、どの様に体幹を使っていくのか?で解決していますね。
実は、僕もテイクオフ後の余裕は結構バラツキがあったんですよね。
なので、良いサーフィン出来るときとそうでない時の差があったんですが、それが無くなりました。
テイクオフの動作が軽いので、テイクオフ後に余裕が生まれています。
軽すぎて大丈夫か?って思う位です(笑
なので、ライディングで何にフォーカスするのか?に集中する事が出来ていますね。
基本フォームもこの方法でつくる事で、安定感が出て勝手にスピードが出る〜とレクチャーした方は言っていました。
ライディングではボトムターンの伸びが変わって、ボードがコントロールしやすい。
スプレーの飛び方、量や大きさ、スプレーの出ている位置が変わって、点数出せるライディングになっているそうです。
体幹の使い方って全ての動きに影響を及ぼす、極めて重要な要素なんですよね〜
事実、去年からこの方法を教えてて、中には上手く出来ない人もいたりします。
教えていって分かったのが、、、
- 体幹の上下が分割出来てない
- 体幹の上下が連動してない
ということが分かりました。
書き方は非常に悪いのですが、運動センスがあまりない事が多い・・・です。
そこで、呼吸のワークを取り入れてみたら、もの凄く効果が出始めました。
呼吸のワークを取り入れる事で、体幹の上下を分割する横隔膜の動きを意識できるようになるからです。
横隔膜はみぞおちの裏側でつながっているので、上下で分割しやすくなったというわけです。
解剖学的な点から話すと、横隔膜はインナーユニットと言われている筋肉郡の1つです。
そして、カラダで一番最初に動く場所です。

体幹のインナーユニット
横隔膜は大腰筋につながり、股関節へとつながっています。
股関節、つまり下半身の動きに影響を及ぼします。

横隔膜から股関節にインナーマッスルでつながる
そして横隔膜は肩甲骨までインナーマッスルでつながっています。
つまり、腕の動きの要である脇に影響を及ぼします。

横隔膜から肩甲骨にインナーマッスルでつながる
なので、最近は「全ての動きの根っこ」が横隔膜と言っています。
体幹を上下で分割して使い、上下の動きを繋げるのが横隔膜でもあります。
上下の連動が上手く出来ない人が連動するようになっていったのも、横隔膜の使い方が分かった時でした。
全ての動きの根っこ「横隔膜」が使える様になると、体幹を上下で分割できるようになり、カラダが機能します。
そして、体幹から四肢(腕や足)へとカラダが動く原理原則が使える様になります。
全ての動きの根っこ「横隔膜」が使える様になる練習ステップ
- 呼吸のワークで横隔膜の感覚を掴む
- 呼吸と横隔膜の使い方を分離して、使い方のコツ(感覚)を身に付ける
- 横隔膜の使う基準を作る
- 体幹の下側の使い方を身につける
- 体幹の上側の使い方を身につける
- 体幹の上下の連動のさせ方を身に付ける
そして、実用的にしていくためのステップは
- 日常生活での取り入れ方
- ワークやエクササイズでの取り入れ方
- サーフィンでの実践方法
この様にやって行く事で、確実なスキル(技術)として身に付けていくことができます。
まずは、基本の呼吸のワークで掴んでみてくださいね^^v
P.S.具体的なやり方を知りたい〜という方は、こちらがオススメです
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