コラム

テイクオフのターボチャージャー

こんにちは〜
サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

昨日のBLOG読んでくれましたか?
読んでない人は是非チェックしてくださいね。
今日のコラムの理解が深まります

速いサーファーと遅いサーファーの違い

さて、今日は

テイクオフのターボチャージャー

についてですね〜

僕は昔、
テイクオフでターボチャージャー付いたら・・・
って昔、思った事あります(笑

もっとスピード付けられるし、テイクオフもラクになる。
混んでいる状況で、競り負けなくなる。
そして、1stマニュバーで絶対的に必要なスピードも出せる。
って考えていたからです。

実際にターボチャージャーを付る事は出来なくても、
テイクオフでターボチャージャー的な加速をさせることが出来ます。
そして最近、「ターボはこの段階じゃないと出せない」という事が分かりました。

だから、CT選手のレベルのサーファーはテイクオイフから速いのね〜って理由です。


昨日と今日、久々にサイズのある波でサーフィンしてきました。
なんだかんだ、テイクオフの精度を上げないと波のコンディションに左右されてしまいますよね。
波とリズムが合う合わないって言われたりしますが、これってまさにテイクオフでの精度です。

この時期の波の特徴でもある、潮が多く割れにくく乗りづらいブレイク。
テイクオフでどれだけ加速させられるか?
これが乗った一本を良くするのか?それともイマイチなのか・・・
を左右してしまいます。

サーフィンは、乗った一本の質を上げるには絶対的にスピードが必要ですよね?
アップスしてスピードを付ければ、パワーゾーンから出てしまうので実はスピードが付いているようで付いていません。
アップスしてスピードを付けるという概念は捨てましょう。
もう時代遅れです(笑

昨日のBLOGでも書きましたが、、、

うねりより腰位までが出たらテイクオフの動作に入る

これをやると、あなたが思っている以上にスピードが出ます。
次に海行った時は試してみてください^^

ボードが走らない波でターボチャージャーを体感

昨日は千倉の潮が上げた頭サイズの厚い波。
テイクオフは全然ボードが走らない波でした。
変なクセがあり、いつもよりボードが走らないので、合わせるところはピンポイント。

前までだったら、途中で「これは乗れない」ってやめてたなぁ〜という波で、テイクオフの動作を腰がうねりの前に出るまで待ってみたら、「おおお、ターボチャージャーみたいだ!」って感じる事が出来ました。

やはり、テイクオフをするタイミングは「腰位までうねりから出るまで待つ」が正解だなぁ〜
って改めて感じましたね〜^^

そして今日も、千歳の波が良かったので、急遽50分程サーフィンして同じ事をやってきました。

そこそこ混んでいて、思ったよりも波数が少ない。
その中でもセットの良い波を一番奥から乗れて、スピードも勝手に付いてくれるのでインサイドまで2アクションいれて乗れる波が多かったです。
テイクオフからスピードが付くとライディングでスピード付ける行為をしなくてすむので、どう波を使うのか?だけにフォーカス出来ます。
ホント、メリットしかない^^

さらに、今日も”腰までがうねりより前に出てからテイクオフの動作をする”だけを「課題」として意識していたので、「お、出た!ターボチャージャー」って感じで加速出来ました。

サーフィンは
波の力を使うのが8割
波の力を引き出すボードコントロールが2割
です。

よく質問される事

混んでいるポイントで早く立った方が良いのでは?
パドルで乗ってくる人に波を取られてしまうのでは?

と言われることがあります。

基本的にピークインサイドにいる人、進行方向のピークに一番近い人に優先権があります。
ワールドスタンダードなルールでもあり、大会での基本ルールです。
ピークに一番近ければ大抵の場合は波を取れます。

そして、テイクオフでターボチャージャーが付いたみたいに滑っている状態で加速出来ると、隣で競っている人よりも前に出られるので「取られたと思わせる」ことが出来ます。

また、テイクオフする前の滑っているときに声かけて止めさせることも出来ますよね。
よく前乗りされてしまう・・・これを止められない原因は、テイクオフでのボードの走り方で見られている。
他には、テイクオフ後に声かけているから
テイクオフする前に声をかけてしまえば、周りにも心理的に牽制することが出来るので有利になります。
さらに、テイクオフする前にボードが加速していれば、”この人上手いな”って心理的な影響も与えられます。
これで、競争率一気に減らせます。

これってスゴく重要ですよね。
テイクオフするタイミングが遅くなるのでデメリットに思われる方もいると思いますが、デメリットがメリットに転換できてしまいます。
因みに、確信犯で前乗りする人って、この辺をよく分かっています。

1stマニュバーを逃さなくなる

大会に出ている人ならば、1stマニュバーを逃さなくなります。
1stマニュバーが難しいと言われるのは、マニュバーを仕掛ける十分なスピードが付いてないのが原因です。
うねりより前に出ることが出来れば、うねりのスピードよりも速いということになります。
うねりより前に出ているのか?それとも出ていないのかでは、スピードの差が段違いに変わって来ます。
なので、うねりより前に出るようにするために、腰付近までが出るまでテイクオフを待つことが大切になって来ます。

テイクオフ直後に十分なスピードを付ける事が出来て、さらにボトムに降りる際に更に加速することができます。
これらの加速の積み上げで、1stマニュバーを仕掛けるのがラクになっていくという原理です。

サーフィンにおけるスピードは
走ってスピードを出すのではなく、加速を積み上げる
これが重要です。

CTサーファーはこの辺が徹底されていますよね。
だから、速いんです。
加速の積み上げ方はテイクオフの前から始まっています。

うねりより腰位までが出たらテイクオフの動作に入る

これ、是非やってみてくださいね^^
ターボチャージャーのように加速するって感じられますよ^^

P.S. テイクオフでターボチャージャー使いたい?

テイクオフは4段階で加速させることが出来るという事実があります。
ターボチャージャーは4段階目の加速。
初級レベルの方にはむきませんが、意図的に加速度合いを変えられたら、波に合わせるのがスゴくラクになります。
苦手な波質がなくなり、苦手な進行方向もなくなっていくというメリットがあります。

テイクオフ4段階で加速はこの講座のモジュール4で身につけられます
→バイオロジック・テイクオフ講座

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