コラム

脳科学を使って絶不調の原因を見つける

こんにちは〜
体軸テクニカル・サーフコーチの林です。
@館山のRPCから、、、

水曜日から伊勢に行って、金曜日の夜に帰ってきました。
豊川稲荷にお参りに行って、伊勢神宮の外宮と内宮。
そして、神明神社。
1歳半になる娘ちゃんもお参りを沢山したから、3日間で上手にお参り出来るようになりましたね^^

弾丸だったけど、色々といい経験が出来た3日間でした。
伊勢神宮に行くようになって、7年位経つのかなぁ〜

メルマガでは書いたのですが、先週、謎の体調不良。

40度を前後の熱が3日間出て、まともに歩けない状態になっていました。
血液検査等もやったんですけど、何も出ませんでした。

そこから色々と何か変な感じで、感覚がズレている感があるんですよね〜

火曜日のコーチングで、サーフィン絶不調。
ピークは取れるけど、テイクオフ後が酷い。
もう、全く何も出来ない(汗

こんな場合、テイクオフの動作を速くしようって考えますよね〜
幾ら動作を速くしようと思っても、何も変わらんのです。
面白い位に変わらない(笑

昨日はサクッと1時間ほど、小波の平砂浦で入ってきました。
腰〜腹位で潮あげて、若干バックウォッシュが入る感じでしたが・・・
絶不調の原因を突きとめてきました。

不調や上手く行かない、出来ない事の原因を見つけるコツ

を今日はシェアします。
最近、私がやっている脳科学を使った方法ですね。

脳科学って言っても、僕がやっているのは脳の仕組みを使った方法。
結構簡単に出来るんです^^

1%しか使われていないと言われている、脳。
残りの20%でも使えたら、スゴいと思いませんか?
脳の原理と原則が分かると、面白い位に脳の使い方が上手くなります。
もちろん、サーフィンの上達も速くなります。

 

今日の課題、忘れてた・・・

サーフィンって、色々な事をやろうとすると
あれ?今日の課題って何だっけ?
ってなった事ありませんか?

  • 波を取りに行くときはXXを意識して・・・
  • テイクオフでは△△△を意識して・・・
  • ライディングでは○○を意識して・・・

ある程度時間が経つと、サーフィンする事に意識が向くので
海から上がった後に
”そういえば、課題を意識するの忘れた”
って経験ありませんか?

私もこの経験、沢山あります(笑
今でも2週間程、海に入る期間が空けば、サーフィンする方に意識が行ってしまいます(笑

「1ラウンドで幾つかの課題を意識する」
これ、100%何も成果を得られません^^;
断言出来ます。

僕も昔は、色々なアドバイスや課題を沢山してたんですけどね〜
アドバイスを受けた内容の9割以上は忘れる^^;

なので、今はボトルネックとなる所に絞って、そこを色々な角度からコーチングする事によって
「そういう事ね!」って上手く行かない本当の原因を気付いてもらい、違いを忘れられない様にしてもらっています。

なので、サーフィンでやるべき事を1つに絞るのが、極めて重要です。
ここ、超重要なので、もう1回書きます。

サーフィンでやるべき事は1つに絞れ!

脳科学的にも一度に沢山の事って覚えられないし、意識出来ないんですよね。
何をするのか?ってのは7つまでしか意識出来ません。
動作になれば、なおさら難しい。
だから、様々なスポーツでは動作を分解して身につけて行くんですよね。

サーフィンだけじゃない?
いまだに一気に動作を身につけようとしたり、1つの流れを一気に教えているのは。
脳科学的に考えれば、あり得ないでしょう。
時代遅れもいいところですね・・・

動作は全てプロセスで成り立っているので、最初のプロセスの動作を身につけて行く。
全部のプロセスの動作を別々で分解し理解して身につける。
そして、最終的に全ての動作を一連の流れにする。

トライアスロンのスイムとか、この方法は普通ですからね〜
鉄板の方法で、動作習得には欠かせない練習方法です。

体軸理論の考案者でもある高岡先生も、同じ事を仰っています。

で、話を元に戻して・・・

私のサーフィンが、極めて調子悪かった。
この原因は何かな?を海の中で探っていきました。

 

問題の原因を探るのは、どうやっていくのか?

問題となっている所を起点として、逆再生してここが原因かな?って予測を立てます。
ここをこうしたら、こうなるかな?って予測を立てるわけですね。
そして、意識する場所を1本毎の確認。
で、やってみて、違うわけですよ。

そしたら、じゃぁもう一つ前のプロセスに逆再生して、こうなるかな?
って再び予測を立てるワケですね〜。
で、1本乗ったら、検証してみます。

この逆再生を何回か繰り返していきます。
そうすると、「あ、これか!」って問題の原因に気付けるんですよね。

簡単に書くとPDCAを1本毎に回しているだけなんですけどね(笑
1本毎にこれやっている人いないと思います。

これをやるためには、必然的にプロセスを覚える必要がありますよね。
むしろ、プロセスを覚えない限りサーフィンは上手くならないですし楽しめません。

今回の絶不調で、
自分で自分の事をコーチングするのが難しい〜
って、久々に思いました(笑

どのレベルのサーファーでも、
必ずここって意識されてない事があるんですよね。

それは何か?というと・・・

テイクオフでピークのボトムにセットして、パドルしてるときに
うねりのスピードを把握しているのか?
これが、今回の酷い絶不調の原因でした。

ここで勘違いされるのが、ブレイクのスピードを意識する事なんですよね。
意識して見るのは、波が割れるスピードじゃないんです。

うねりって、海底にあたって波が割れますよね?
うねりが進んできたスピードをがもの凄く重要なんです。
このうねりのスピードを意識するだけで、波ってもの凄く合わせやすくなります。

うねりのスピードがあって、波が割れるスピードが生まれます。
この関係性を理解してないと、一生懸命にパドルしてスピード付けてしまうんですよね。

一方、うねりのスピードが分かると、波って思ってた以上に速くなかった。
むしろ、遅い位に感じるって思えます。

今回の絶不調をたどって行く時に気になったのが、、、

「見てる景色が不鮮明で記憶にない・・・」
ということは、目線と波の意識だなと予測を立てました。
どこまで、鮮明に覚えているのか?を辿って行き、ピークにセットするところまでは鮮明に覚えていました。
そこから先は不明瞭だなぁ〜と気付きました。
なので、ピークにセットしたときにうねりのスピードを意識したというわけです。

そしたら、見える景色も鮮明になり良い感じに戻って来ました。
シングルフィンに乗ったのですが、しっかりと波の斜面(スロープ)を使った動きができました。
ボードがリップラインに垂直に出ている光景がみえたので^^

上手く出来ないところを起点として、逆再生していく。
プロセスが頭に入り、その中にどんな要素があるのか?
が分かると、セルフコーチング出来るようになります。

そして、ボトルネックとなっている真因が分かり、そこを徹底的に磨いて行く。
もしくは元に戻して、それを上回るレベルに持って行く。
ここまでやると、後はスムーズにレベルアップできたりします。

欲が出れば必ず元に戻るので、やるべき事を1つに絞り徹底して磨く。
やっている事は問題点を起点にして逆再生し、原因となる所を見つけてPDCAを1本毎に回しているだけなんですけどね(笑
かなり強力に効きますよ^^
是非やってみてください〜

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