こんにちは〜
体軸テクニカル・サーフコーチの林です。
@館山のRPCから、、、
今日は僕のBLOGで人気のある記事の最新版です。
1年半前にアップデートしてからも、色々な情報やノウハウが溜まっています。
パドルの最新版のコツをシェアするので、是非試してみてくださいね〜^^
パドルの速い人と遅い人
この差って何か考えた事ありますか?
何故、あの人はパドルが速いのだろう?
沖にスイスイ出て行くし、波を取りに行くときもパドルが速く、テイクオフの特のパドルもスムーズだ。
ローカルだから?
長くサーフィンやってるから?
肩が強いから?
どれだと思う?
疲れずに速いパドルしたいですよね?
もしかしたら、筋トレしたり水泳したり、ヨガやったりピラティスなどをやってきたかもしれません。
その結果、速くなったのか?と言われると、んんん〜という事もあるかもしれませんよね。
僕は昔は、そうでした。
ベンチプレスして、腹筋マシーンをやって、ラットプルダウンやって・・・背筋トレーニングして(笑
色々と試しましたが、パドルはちょっとだけ速くなったけど、筋トレを続けて行くうちに逆に遅くなりましたね。
特に持久力が無くなってしまい、すぐに肩がパンパンになってしまいました。
他にはパドルトレーニングキットを使ってみたら、疲れなくはなったけど肩の僧帽筋がパンパンになって、サーフィン後に肩を揉んでもらうと触るだけで悲鳴を上げる位に痛かったり(汗
そして、翌日は首がパンパンになり頭痛に悩まされる・・・
こんな風に悩んでいました。
何故、こんな風になってしまったのか??
一言で書くと簡単で、アウターマッスルしか使ってなかった〜
これが原因です(笑
カラダって全身を使って動かすと、筋肉の負担が分散します。
これはサーフィンでも同様に、全身を使って動く事が出来ます。
もちろん、パドリングもそうです。
サーフィンの動作は特別だというのは、古い妄想です。
時代遅れの考えだと僕は思っていて、論理的な観点での分析がないという証拠でしょう。
カラダの関節を動かす原則はこれ
関節はインナーマッスルで安定させて、アウターマッスルで動かすという原則があります。
昔はインナーマッスルで関節を安定させるということをしてなかったんです。
関節が安定しない状態で関節を動かすのでグラグラ不安定な状態。
かつアウターマッスルは力は強いけど持久力が無いという特性があります。
グラグラとした不安定な状態でアウターマッスルだけで動かしていたと言うわけです。
肩ならば、一般的にパド筋って言われる三角筋はアウターマッスルを主体として使っていたんです。
だから、直ぐに肩がパンパンになってしまったんですよね。
首と肩甲骨についている僧帽筋で肩を動かしてても同様ですね。
インナーマッスルを使うという意味は
関節を安定させると言うこと
例えば肩ならば、肩甲骨に付いている前鋸筋と言われるインナーマッスルが肩関節を安定させます。
なぜなら、体幹の肋骨とくっついている筋肉だからです。
前鋸筋が使えれば、肩関節が安定するというわけですね。
さらに、前鋸筋は腹斜筋という繫がって動くという特性もあるので、腹部にある全身の動きを司るパワーハウスと呼ばれるインナーマッスルまで自動的にインナーマッスルが繫がります。
要は前鋸筋が使えれば体幹が使えてしまいます。
その上で、肩を動かすことが出来ればメチャクチャ効率が良いと思いませんか?

前鋸筋
パドルは背中を反ると
全身が使えなくなってしまう・・・
背中を反ったり、腰が反ると体幹は使えなくなってしまいます。
反り腰の人が腰痛持ちなのと原理は一緒です。
腰や背中をそると、前述した全身の動きを司るインナーユニットと呼ばれるインナーマッスルに力が入らなくなってしまいます。
さらに、パワーハウスは股関節と繫がっている大腰筋と連動して動くという特徴があります。
大腰筋はみぞおちの裏から付いているので、背中を反ったり腰を反ると大腰筋に力が入らずに背骨がグラグラと不安定になり動きが安定しなくなります。
腰を反るのではなく、胸からヒザまでをべったり付けた状態で”みぞおちを丸めた状態でパドル”する。
これで、パドリングでもインナーユニットが使え、大腰筋も使えるようになります。
インナーユニットは大腰筋と繫がって動くので、股関節まで使えると言うわけです。
要は足まで使えるようになると言うわけです。
これだけで、パドルで全身を使えるようになってしまうんですよね〜
簡単に書いてますけど、簡単に出来るんです(笑
かなり凄いと思うのは、僕だけでしょうか??

水色の筋肉が大腰筋、茶色の筋肉はパワーハウスと呼ばれるインナーマッスル
パドルでやってはいけない、最も最悪なのが、、、
因みに、おへそでバランスを取ると点でバランスを取ることになり、大抵の場合反り腰になります。
サーフィンは腰痛との戦いって残念な格言がありますが、おへそでバランスを取ったり、背中を反るパドルをしているので、腰の1箇所に極度の負荷がかかりが腰痛になってしまっていると言うのが原因ですよね。
また、運動力学的観点から見ても、カラダを使う自由度がなくなり、さらにボードと設置している面積も狭くなるので、腹ばいでのボードコントロールが上手く出来ません。

おへそでバランスを取り、背中を反ったパドルの例
ミック・ファニング、ジョン・ジョン、ジョーディ・スミス、イタロ・フェレイラなどなど・・・
ゴールドコーストで何人ものCT選手を真横でパドルしているを見ていますが、基本的に背中を反っていません。
ヒザから胸までべったりとボードに付けて、水面ギリギリ位にアゴがある位です。
その状態でみぞおちを丸めれば、全身を使ったパドルが出来るようになります。
みぞおちの丸め方はこの記事を参考に→みぞおちの丸め方
カカトを付けると股関節が使える
パドリングのフォームはカカトを付けるのがベストです。
なぜならば、カカトを付ける事で足首が安定し股関節が使えるようになるからです。
人間のカラダが動く原理原則です。
みぞおちを丸めても股関節が使える状態が出来てないと意味が無いですよね。
股関節を使える状態にするのが、足首の安定、もしくは足首のロックです。
軽くヒザを曲げた状態でカカトを付けて、つま先を開くようにする。
- 足の内側全体をくっつける
- 両足を開く、広げる
これらは、足首が安定しないので股関節が使えなくなる原因です。
全身を使ったパドルをするためには、腹ばいの状態でのフォームが基礎中の基礎です。
軽くヒザを曲げた状態でカカトを付けて、つま先を開くようにする。
これは、2019年10月15日で世界第三位のジョーディ・スミスが実践している方法でしたね。
今年のゴールドコーストで真横で見たので間違いありません。
ストロークで腕の動きを軽くして力を出す
腹ばいの状態で全身を使うことが出来たら、後は肩関節のインナーマッスルの前鋸筋を使えばストロークも全身を使うことが出来ます。
肩関節のインナーマッスルである前鋸筋は、全身の動きを司るパワーハウスと呼ばれるインナーマッスルまで繫がって動く事が出来るからです。

前鋸筋から腹斜筋へとインナーマッスルがつながって動く
前鋸筋を使うたための前提条件が存在する知っていますか?
それが、手首の安定です。
手首の安定、もしくは手首のロックとも言っていますね。
何種類か方法はあるのですが、簡単に出来る方法をシェアします。
手首を外側に向ける。
これだけで手首をロック出来ます。
この状態で水中に手を入れて、水中を漕ぎます。
注意点は、ヒジを伸げること。
ヒジを伸ばすと、前鋸筋が使えなくなります。
手首を外側に向けて、ヒジを軽く曲げておくことで肩関節のインナーマッスルである前鋸筋が使えるようになります。
昨日のサーフコーチングで、パドルのストロークが腕に力が入ってしまい、早く漕げない問題を解決する方法を教えたのですが、ちょっとシェアしますね。
手首が安定すると腕の動きが一気に軽くなります。
方法は簡単で、手の開を外側に向けるだけ。
やってみて〜〜 pic.twitter.com/Dzsx8spIFM— 林英祐@テクニカル・サーフコーチ (@Revwetsuits) August 22, 2019
最後にまとめると
- ヒザから胸までべったりとボードに付けて、水面ギリギリ位にアゴがある位のフォームを作る
- 軽くヒザを曲げた状態でカカトを付けて、つま先を開くようにする
- ヒジを軽く曲げた状態で手首を外側に向けて漕ぐ
この順番でやってみてくださいね^^
年齢と共にパドルが遅くなっていると感じた事があるのならば、マジでオススメです〜〜
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