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ファン過ぎてヤバい、病み付きになりそう(笑

こんにちは〜
日本初、体幹専門のテクニカル・サーフコーチの林です。
久々のBLOGになりました^^;

ACSODの新モデル、Slow Burn。
モモ〜腰の波で乗ってきました。

普段なら絶対に入らない、コンディション。
プライベートならば海に行く気さえも起きない(汗

しかもお盆以降、ずーっと波が無いスモール。
波があがっても、たまに胸サイズ。

お気に入りのACSODのFOXでも、入るのはコーチングでなければ入らない^^;
その位、モモ〜腰の超小波が嫌いなんです、おいら。

ニューボードのSlow Burnは

ハイドロ・ハルというボトムに深いコンケーブが入り
動きを良くするためのチャイムレールという70年代の技術。
そこに、現代の最新のサーフボード理論の融合。
この様な感じの70年代+現代の融合というコンセプト。

アウトラインは丸みを帯びて、短く、幅は広く、厚め。
んん〜これ書いてるだけで、動きに期待は出来なそう(笑

このプアーなコンディションでどうなのかな?
って期待しながらも、あまり期待せずに海に入ってみました。

最近の南房総は、和田エリアがほぼ全滅に近い位、地形が最悪。
出来るのは千歳とJ’sエリアのみが出来るので、人は集まり気味。

昨日はソフトボードでガツガツして、独占している人も何人かいるという・・・
ちょっと微妙な雰囲気。

潮周りはミドルタイドで上げていってる最中に1ラウンド。
実際に海に入って、沖に向かいながら
予想以上に波にパワーが無いなぁ〜と。

テイクオフでの評価

土曜日に開催したBest Waveマネージメント講座で話した波を選ぶ方法を使い、どのパターンのセットが良いのか?
狙う波を決めたら、思いのほか20分で5本ほど乗れてしまった。

小波で潮は上げ込み、混んでいるという最悪な状況でも、苦戦することなく乗れてしまったので、結構拍子抜けした感じ。
その5本とも、インサイドまで乗り継げる波だった。
1時間入って、13本乗ってきました。

おそらくFOXならば、もう少し苦戦をしたであろうと思う。
特にソフトボードでがっついている奴を牽制するがキツい。
ほんと波が押してくれないという波のコンディション。

しかし、Slow Burnはソフトボードが乗ろうとしても、一番奥から牽制出来る。
今日も入ってきたが、やはりいとも簡単に乗れる。

今日思ったのが、いつもよりもパドルのパワーと回数が半分に減っていること。
普通ならパドルの回数はいつも通りでも、若干パドルのパワーを増やしているんだけど、パドルの回数が減ってパワーも減らせている。

これがハイドロ・ハルのコンケーブの効果かと、体感する事が出来た。
簡単にスピードが付く、というよりもグングンとボードが走る走る。
ボトムに流れる水流をコンケーブに集めることで揚力を強力に発生させ、水流が加速するので走り出すのが本当に速い。
以前、VONSOLのSHADOWやTOMOのEVOなどは同じハル系のコンケーブが入っているボードを乗っていたけど、同様に速かったのを覚えている。

このSlow Burnは、それらを越えている感じがプンプンする。

加速性の評価

期待していた通り、良く走る。
今までだったら乗らなかった波や、これは微妙にテイクオフ出来ない・・・
って波でも、ボードが走るのでテイクオフ出来てしまう。

テイクオフ後も手首を効かせる事で、全身が乗るのでグイグイと走ってくれる。
そして、ボトムに降りる度に前に出るという感覚で加速してくれる。
サイドオンの超小波でも、加速して前に出る感覚があった。

FOXにはない、この勝手に前に出てくれる感覚。
パワーレスな超小波で波をつなげていくのは、かなり難しい。
Slow Burnはそれが簡単に出来て、スイスイと抜けていける。
ちょっと病み付きになりそうな気配がする。
超小波では、マジで最強な武器だなぁ〜って感じ。

加速しすぎるデメリットとしては、加速のコントロールが難しい。
何を言っているのか?というと、スピードが出過ぎてしまうということ。
サーフィンって常にMAXのスピードが出ていれば良いというわけではなくて、
波のブレイクのスピードより少し速い位がちょうど良い。

実際にライディングでスピードを下げるのって、かなりスキルが要る。
スピードが出すぎてしまうので、波の使い方というのが問われてくる。
滑り出しが速いので波の使い方を意識してサーフィンすれば、この辺の懸念点も解消出来て相当楽しめるボード。
逆をいうと、早いから余裕もうまれるから波の使い方を意識した練習が出来たり、より深いフラットなボトムまで降りてからのボトムターンの練習には最適だということ。

最後に動きの面での評価

動きの面で心配だったのが、ターンでの反応。
FOXは反応が速いので、クイックなターンも出来るしドライブさせるターンも出来る。
一方、Slow Burnはアウトラインは丸っこいしラウンドテールだし、ターンは伸びるだろうとは予測していた。
しかし、動きは若干重たいのかな??って。

僕の動くというのは、
・ボトムに降りる時にノーズをどっちに向かせるのか?
・ターンでのボードの傾けやすさ。
・そして、リップでのボードの返しやすさ。
これらの3つのコントロール性で評価している。

実際にテイクオフ後からの動きはどうだったのか?というと1本目テイクオフ直後の感想は

”あれ?FOXと同じ位、軽く動く感じがする!”

ノーズを進行方向に向けるのか?それとも真っ直ぐにボトムに向けるのか?
ボトムでボードも傾けるのがスゴくイージー。
リップ、特にリエントリーでのボードの返りは、予想以上にスムーズだった。
FOXのコントロール性が5だとしたら、Slow Burnは4〜4.5という感じ。

おそらく、Sprit Keelフィンがオススメという理由は、先端が細いから返しを良くするという意図があるのだろう。
色々なフィンの組み合わせをテストしてみる予定。

2日目に感じた懸念点・・・

テイクオフが速すぎて余裕なので、テイクオフで手を抜いてしまい
波に合わせることへのフォーカスが抜けてしまいそうだ。
その位、簡単に乗れるし今まで見送っていた波も乗れてしまう。

その一方、手を抜きはじめると下手になってしまうというパターンに陥らない様にしたい。
手を抜くと、色々な事も漏れが出てサーフィンの調子を落としてしまう。
毎回、しっかりと合わせる事をフォーカスしていれば、このパターンに入らないので問題無いと思う。
その位、ファンで楽しいボードであるなぁ〜と。

あとは、乗れる波のバリエーションが増えるので、乗りすぎないようにしたいかな(笑

短いボードの懸念点

また、短いボードになると、一般的には凄く繊細になるので、乗るのがスゴく難しくなる傾向にある。
そして、TOMOのEVOは短めで幅が狭いボードだったので、結構疲れやすいなぁ〜と感じていた。
Slow Burnにはしっかりとテールのフィンの上からあわせると、全然疲れない。
ライディングも基本は両足を均等に乗り、ターンではバックフット寄りに乗る事が出来ればボトムを流れる水流を加速させるハルボトムの効果が体感出来てターンが伸びる。

こんだけ楽しめるのでプアなコンディションから平均的なコンディションでは、サーフィンがもの凄く楽しめる。
しかも、クセがない乗り味なので、ボードを乗り換えても対応しやすい。

タイトに乗りたいときはFOX。
Slow Burnはファンに乗って、リップしたいときはリップする。
小波最強のヤバいボードの登場だろう。

しばらく、このボードに乗り込んでみたいと思う。

サイズが上がったときにはどうなるのかなぁ〜〜???
スゴく楽しみ^^

いやぁ〜マジで、ファン過ぎてヤバい。
病み付きになる感じ。
最近、色々とカラダの事が分かってから、サーフィンも楽しくて調子が良い。
このボードで更にサーフィンがメチャクチャ楽しくなるんじゃないかな。

明日はサーフコーチングなので、また乗ってみる予定。

P.S.

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