カラダの使い方

もっと速く動けるためには、どうしたら良いのか?

カラダの使い方で細かい所を詰めていくと、この効果は絶大ですね。
むしろ、これやらないのが勿体ない位に違いが出てきます。

テイクオフの動作では、「凄く重い感じがある」から「あれ?もうテイクオイフの動作が終わっている」という風に、サーフコーチングを受けている方は実感されています。
テイクオフの動作が速すぎるので、「あれ?何をしたら良いんだろう?」って、最初の数本は戸惑うそうです(^^;)

こんにちは!
超具体的で再現性のあるカラダの使い方が出来るをコンセプトにしている、
サーフコーチ・体軸セラピストの林です。
@館山の新RPCから、、、

もっと速く動けるためには、どうしたら良いのか?

ってサーフィンやっている上での共通する課題だと思います。

特にテイクオフならば、軽く速い動きをしたいですよね?
しかし、テイクオフの動作って意外と重たく感じる方も多いのではないでしょうか・・・・

  • パドルを速くする
  • テイクオフの動作を速くして軽くする
  • ライディングでスピードを出して、ドライブさせる

今日書いてることは、これら全てに共通します。
これやらないと、何も変わらないよ?って、かなり重要な内容です。
僕も感じたように、もっと早くやっておけば良かった・・・と後悔する内容ですね^^;
しかし、やれば必ず結果が付いてきます。

僕は今年の12月で43歳ですが、、、
10年前と比べるとやはり10年の方が軽く動けていたかな?って思いますね(笑
なので、僕も速く動けるというのは常に課題でもあり、研究テーマでもあります。

速く動けるようになるためには、、、

関節が正しく動く、つまり人間が本来持っているカラダの動きを使える様になる事が必要です。
難しそうですが、かなり簡単に出来るようになります。

例えばヒザの動き

ヒザが曲がるときには、ヒザが外旋する(ヒザが外側に回る)
ヒザが伸びるときには、ヒザが内旋する(ヒザが内側に回る)

肘の動きならば

ヒジが曲がるときは、ヒジが体幹側から離れるようにまわり
ヒジが伸びるときは、ヒジが体幹側に向かって動きます

ヒジとヒザ、この動きを使えるとカラダの動きは軽くなります。

 

1歳の娘に気付かされた

うちの娘はちょうど1歳なんですけど、筋肉は少ないのにかなり速く動きまわっています。
僕の研究材料にもなっているという(笑

何故、こんなにも速く動けるのかな?って見ていくと、面白いんですよね。
ほんと、効率良いカラダの使い方をしているんです。

特に、ハイハイをしてた時期は腕の使い方が巧みでした。

ヒジが使えているので、脇も使える様になり体幹まで動きをつなげる事が出来ます。
ヒジを使うためにも赤ちゃんは、手首の安定を自然と身につけています。

立ち始めた時は、最初はフラついて数秒後には尻餅をついていました。
そして、段々と立っているときにフラつかないようになりますよね^^

その後、3〜6歩程、歩けるようになってしばらくすると、数メートル歩けるようになります。
立っているとき、歩いているときに安定させるために、足首を安定させる事を本能的に覚えて行きます。
歩くペースが速くなって来た時には、歩きながら足首を安定させることが出来ている証拠なんですよね。

速い動きが出来るようになるには、、、

手首と足首の安定させることが重要です。

  • 歳取って速い動きが出来なくなってきた・・・
  • もっと速い動きが出来るようになりたいよ〜

と感じているのなら、手首と足首の安定していない事が原因です。
さらに、全身を使ったカラダの動き、そしてインナーマッスルをつなげて使えるようになるためにも、前提条件でもあるのが手首と足首の安定になります。

体幹トレーニングしているのにイマイチ効果が無いならば、
手首と足首の安定させることを先にやってから体幹をどの様に使うか?を意識すると、効果が抜群に出ます。
安定して軽く、しかも速く動かせます。

足首が安定すると、股関節も安定する
手首が安定すると、肩関節が安定する

これらの法則があります。
で、ヒジやヒザを本来ある正しい動きでカラダを使う条件が整います。

手首、足首を安定させる事、そしてみぞおちを軽く丸めてからカラダを動かす。
これだけでヒジとヒザは本来の動きを取り戻す事が出来て、軽く速く動けるようになります。

カラダの本来の動きが出来てないので、腰が痛くなったり、ヒザに痛みが出たり、ヒジや肩がシビれる・・・という事も起きてしまっていますね〜

冒頭で書いた

「カラダの使い方で細かい所を詰めていくと、この効果は絶大」

というのは、手首、足首を安定させるという事なんです。
これ、センスでも何でもないです。
くるぶしというポイントをおさえるだけですからね。

パドリングで腕だけじゃなく全身を使うためにも、足首を安定させる事が必要です。
そのために、「カカトをくっつける」ということを僕は昔から言っています。
もしくは、足首付近で足を組む事でも足首は安定するので、全身を使ったパドリングが出来るようになります。
オーストラリアでパドルの速い人を見ると、つま先は広げてカカトのみを付けている人が多いです。

もう勘の良いあなたはお気づきかもしれませんが、バタ足すればするほど、足首は不安定になるので全身が使えずに腕だけのパドルとなりパドルは遅くなります。
まぁ、カカトを付けると何故パドルが速くなるのか?という本当の理由は最近気付きましたけどね^^;

 

手首、足首、両方ともくるぶしをしっかりと使えるように意識する。
ここをおさえる事から今年の半年コースやバイオロジックテイクオフ講座では始めているんですけど、もの凄い効果を感じられて体感されています^^

僕自身、テイクオフで手首の安定をどれだけ意識するか?でテイクオフの動作の速さの違いに驚きました。
サーフィンでテイクオフをしながら「え?何?この速さ?」と、動作中に感じられるという^^
なので、テイクオフで時間的な余裕が全く違うんですよね〜波を見る余裕が生まれ、動作がメチャクチャ速いのでブレイクのギリギリまでテイクオフを待つことが出来ます。

手首の安定、これを実践している方は、テイクオフが別物になったって喜んでいます。
結構興奮気味に「ヤバいっす!」って言ってくれます。

 

そういえば、、、

内股のクライアントは日々意識する事で内股が段々と治ってきて、歩いてても腰の痛みが出なくなったとも言っていました。
それも足首の安定をさせることを意識したからです。

足首と手首を安定させる。
そして、みぞおちを丸める。
これだけで、カラダって本来ある動きをするようになります。
結果が付いてくると言い切れるのは、ここがあるからなんですよね。

今日は手首と足首の安定という観点で書いていますが、みぞおちを丸めて体幹を使う意識に手首と足首の安定という要素を足してみてください。
大きな違いが生まれてきます。

歳を取っても永くサーフィンしたいなぁ〜

とか

サーフィンでもっと上を目指したい、世界を目指したい

ならば、絶対に押さえなくてはいけない、欠かせない要素です。

神は細部に宿るという言葉は、カラダの使い方でも共通です。

P.S.

ジェネレーティング・スピードやバイオロジック・パドリング講座、
TRF本編をお持ちの方は是非意識してやってみてくださいね!

 

 

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