カラダの使い方

CT選手でさえも、足の乗る場所を知らない

超具体的で再現性のあるカラダの使い方が出来るをコンセプトにしている、体軸サーフコーチ・セラピストの林です。
@tweed headsの宿から、、、

先日、師匠の家族と僕の家族で夕飯を食べてきました。
その時に少しサーフィンの話をしました。
というか、もの凄く色々と質問されたり聞かれるんですが・・・^^;
何せ、世界で最先端を行っていると言ってくれている位ですからね。

その時に何人かのCT選手の大会の写真を見せてもらい、僕の見立てを話してきました。
メディーナやジョーディスミスはリップアクションの時に脇が抜けない。 そして肩甲骨が立っている状態でのアクションをしていました。
メディーナのバックサイドリエントリーは肩甲骨が浮き出ていましたね〜 そして、FBでジョーディのカービング写真があり見立ててたら、普通に見たら意味の分からないどうやったらこんな体勢になるの?って思うような写真がありました。
その写真がこちら

肩甲骨が肋骨から浮いているので首が前に出てるように見えて、みぞおちが協力に丸まっています。
ここまで無駄な力みがなくカービング出来る選手はかなり少ない。
去年より、確実にパフォーマンスが良く全体のバランスも取れています。
先日、D’bahでサーフィンしたときもジョーディが入っており、無駄な力がぬけていましたね。

さて、今日の本題なのですが、、、

師匠と話して見てて思ったのが、足の乗っている位置がズレている選手が多い事に気付きました。
オーウェンライト、マイキーライト、カノア、カリッサ、などなど、、、
大抵の選手がつま先側に乗っている事が多いんですよね。
具体的に書くと、中指の付け根から少し下位。

つま先側に乗ると言うことは、軸を通す位置もズレてしまいます。
さらに、足首からダイレクトに全身の動作を伝えられず、動作が伝わる箇所が1つ多くなってしまいロスしてしまいます。
また、ボトムターンなどで前足でボードを抑えたいときにもノーズがバタつく原因にもなります。
全身の動き→足首→つま先の乗っている場所→ボード

しかし、メディーナやジョーディ、フェレイラなどは、しっかりと外くるぶしの下に乗っているので、足首からダイレクトのボードに全身の動作を伝えられます。
そして、軸も正しい位置で使える様になるのでどんな動きをしているときでも安定するのです。
さらにロスが無いので、速さとパワーを出す事ができます。
ボトムターン等で前足でボードを抑えたいときは、スネの骨からダイレクトにボードに乗れるのでノーズのバタつきも抑えられます。
全身の動き→足首→ボード

この辺がスピードやスプレーの量にも影響するので、点数の伸びが変わってきますよね〜
ほんと、ちょっとした事がパフォーマンスに差を生んでしまいます。
しかし世界のトップサーファーであるCT選手ですら知らない事だったりします。
この様に知らないともの凄く損をしてしまいす、、、
しかし、この様な事を知りやってみるだけで動作がうまく行くようになるということが沢山あります。
サーフコーチングでもたった1つでこんなにも変わるの?って驚かれます。

特の外くるぶしの下に乗るという事を意識するだけでも、大きな違いが生まれるので是非やってみてください。
体重の乗り方や足裏から感じるボードの感触や波のパワーなどもダイレクトに感じられるようになりますよ。

外くるぶしの下にのる方法

  1. 両足のつま先を真っ直ぐに向けて平行にしべた足で立つ(べったりと足裏全体を地面にくっつける)
  2. 足の外側全体に乗るようにする(触るとなおさら良い)
  3. 外くるぶしの下の地面と接している部分を指で触る
  4. 立った状態で触った外くるぶしの下に両足とも乗るようにする

具体的に触ったことで、外くるぶしの下を脳が認識できるので、簡単に乗れるようになります。
肩幅より少し広げてつま先を45度開いた状態でもやってみてくださいね。
サーフィンのスタンスの感覚が変わり、足裏から伝わる感覚も変わりますよ。 是非、取り入れてみてくださいね^^

P.S.殆ど知られてなくて、最も重要なこと

カラダの使い方で殆ど知られてなくて、最も重要なこと。
それらの正しい知識と使い方を知れば簡単に身につけられます。
特に、あと10年、20年サーフィンしたいと思っているなら、絶対に必要だと断言できます。
なぜなら、カラダを正しく使える様になる事でサーフィンの動作で怪我をするリスクが減るからです。
そしてカラダを正しく使えることで、動作もスムーズになりサーフィンも上達してしまいます。
カラダを正しく使えるようになるにはたった3つの要素だけ。
10年、20年後、サーフィンを止めてしまっているのか?
それとも楽しく続けているのか?
まだ先かもしれませんが、直ぐに時間は経ってしまいます。

P.P.S. 人生はLOGである、、、と高専時代の教員が言ってました。

※LOGとは方対数グラフの事です。
歳を取れば取るほど、時間の感覚が速くなっていく。
30代で感じた時間の感覚は40代になると半分位のスピードで過ぎてゆき、 50代になると40代の半分の感覚で時間が過ぎてゆく、、、、
高専時代の教員の言葉を思い出したら、確かに40代になってから時間の過ぎる感覚は速くなっているなぁ〜 と感じています^^;

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