こんにちは、
体軸サーフコーチ・セラピストの林です。
@館山のRPCから、、、
今日は
肩甲骨の動きやすさに影響する場所
です。
サーフィンってなんだかんだ、パドルが95%をしめるわけですよね。
波に乗るにもパドルは必要だし、沖に出る時も。
そして、波を取りに行く時はパドル次第で、波を取れるのか?それとも取られてしまうのか???大きな要因の1つですね。
夏頃の某誌にも書いてましたが、パドリングは肩甲骨が重要です。
しかし残念ながら、肩甲骨の機能って正しく理解されていない事が多く、トレーニング方法であったり肩甲骨の使い方を間違って教えるトレーナーやコーチ、そして解説の方が多い位です。
今日は肩甲骨だけではなく、肩甲骨の動きと連動させるべき場所についてシェアしたいと思います。
肩甲骨が動きやすくなると、パフォーマンスがかなり向上します。
なぜなら、肩甲骨が使えるようになると体幹に繋がるインナーマッスルも同時に使えることが出来るようになるから。
そしてもう1つ、肩甲骨が動くということは、背骨が柔らかい状態でかつ胸郭(肋骨)も柔らかく動く状態でないと出来ません。
因みに、、、
これからの真冬シーズンでブーツを履き、足が引っかかるという悩み多いのではないでしょうか?
これ、肩甲骨の動きが関わっている知っていましたか?
足なのに肩甲骨?って思うかもしれませんよね〜肩甲骨とブーツの引っかかりって関係性があるんですね。
最後まで読んで頂ければ肩甲骨とブーツで足が引っかかる関係性、もしくは原因が分かりますよ^^
まずは、肩甲骨が最も動きにくい状態
肩甲骨が寄る
この状態でパドルすると、肩甲骨周りの筋肉痛が起きます。
特に肩甲骨と背骨についている菱形筋が筋肉痛になるんすよね〜
この辺が筋肉痛になる場合は、まだ脇が使えていないという状態ですね。
肩甲骨が寝ている

背中が丸まり、肩甲骨を巻き込むような状態
親指に力を入れたり、肩の三角筋に力を入れたりすると、肩甲骨が寝た状態になります。
これらの状態は肋骨と肩甲骨が分離してないので、肩甲骨と肋骨が一緒に動き肩甲骨の自由度が減るので腕が重たく感じます。
肩甲骨が最も動きやすい状態とは?
肩甲骨が肋骨から離れて立つようになる。
これが肩甲骨がもっとも動きやすくなる状態で、立甲、甲腕一致と呼ばれている状態です。
肩甲骨と肋骨が分離して動くようになり、肩甲骨の自由度が上がります。

立甲した状態
「脇を効かせる」とか「脇を締める」「脇が甘い」・・・などの表現を聞くことありますよね?
前鋸筋が使えるようになると脇が効き、腕の動きと体幹の動きつなげることが出来ます。
この状態には前鋸筋が使えるようになるのがポイントになるというわけです。

前鋸筋
前鋸筋は肩甲骨から肋骨についている筋肉。
この筋肉が使えると、肩甲骨の動きが安定します。
股関節が使えるようになるには、大腰筋がポイントなのと一緒です。
そして、肩甲骨と上腕骨が一直線になる甲腕一致の状態になり、肩のインナーマッスルが効率良い状態で働けるようになる。

甲腕一致:出典元・高岡英夫
甲腕一致状態が使えるようになると
パドリングなら、ストロークを速くする事が出来て腕の動きが安定する
テイクオフの動作なら、腕から体幹がしっかりと安定する
ライディングならば、リップアクションで体勢が安定する。
ローテーションの動きに速さとパワーを足すことが出来る。
この様な事がおきます。
やらないと損ですよね???
ちなみに、前鋸筋だけでは立甲は出来ません
前鋸筋から繋がるインナーマッスルも使う必要があるのが、立甲の条件。
それが腹部のインナーユニット。
インナーユニットが働き出すと、肩甲骨がガバッと肋骨から離れて立つようになる。
前鋸筋からつながる腹斜筋、腹斜筋の内側にある腹横筋。
この様に前鋸筋から腹部のインナーユニットへ筋肉が繋がっているので、立甲が出来ると、体幹まで使うことが出来るようになります。
インナーユニットをどう使うのか??というと、それがみぞおちを丸めるという動作。
みぞおちを丸めると、インナーユニットと大腰筋〜内転筋と股関節までインナーマッスルが繋がります。
そして腹横筋から腹斜筋・前鋸筋まで繋がります。
みぞおちが使えれば、自然とパフォーマンスが上がるというわけですね。
そして、肩甲骨を使うためにはみぞおちが使える必要があるということです。
全ての初動にインナーユニットが動く
これは人間の全ての動作で共通して、サーフィンの動作でも同様です。
サーフィンの動きは特別な動作ではないのです。
なぜなら、カラダには動く原理原則があるからです。
運動神経のいい人とそうでない人、若い時は動けたけど今はイマイチ動けなlくなってしまった・・・速い動きが中々出来ない・・・これらは、カラダが動く原理原則を使えてないということです。
みぞおちを最初に丸めるという動作を行う事で、脇が使えるようになります。
脇が使えれば股関節も自然と使えています。
みぞおちが使えてないと脇は使えないですからね。
なので、肩甲骨が使えるようになると、みぞおちが使えている状態になり股関節も使えているので、自然とブーツの引っかかりが無くなるというわけです。
さらに、テイクオフで足を前に持ってくれない・・・という人も、このみぞおちが丸まらずに股関節が使えていない状態であり、さらに脇が使えていないというわけですね。
一生懸命に足を持って来ようとしているのに、背中が丸まるだけで、足が前に出ません。
インナーユニットが働き出すことで、インナーマッスルが繋がって動くようになる。
みぞおちが丸まり、脇が効く事で結果、肩甲骨が立ち肩甲骨が自由で最も動きやすい状態となる。
肩甲骨の動きやすさとは、腹部のインナーユニットの働きが重要になってきます。
PS. サーフィンが上手くなるカラダの動きの法則知りたい?
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この時期になると
フルスーツやセミドライを着始めると、一気に動きが悪くなる・・・
という声を多く聞きます。
根本的なカラダが動くメカニズムを知れば、この辺は解決出来るんですけどね。
解決する方法は2種類あって、
・1つ目はカラダの使い方
・2つ目は道具を使う(笑
です。
2つ目は弊社の専売特許ですね〜(笑
ちなみに、この1つ目のカラダの使い方の重要性に答えを導いてくれたのが、2つ目の道具、つまりうちのパフォーマンス・スーツ(ウエットスーツ)でした^^v
パフォーマンス・スーツが無ければ、ここまで色々とカラダの使い方などのメソドロジーの発展してなかったでしょう。
最近だとパドリングがラクってフレーズを見かけることが多くなりましたが「ウエットスーツを着るとパドリングがラクになる」って言い切ったのは、うちが一番最初で2009年から言っている事です。
それまでは、ストレスフリー、ノンストレスって言葉が多く使われていましたね〜
来年でRev.を立ち上げて10年になるんですけど、今年から「冬は夏より良いパフォーマンス、夏はボードショーツよりも良いパフォーマンス」と言っています。
これを言い切れるのには、根拠と理由、そして証拠があるからです。