カラダの使い方

サーフィンの動きを軽くするために重要な要素・・・

こんにちは、体軸サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

パフォーマンス・スーツを開発開始してから既に10年程経ちましたが、
カラダのついて研究して突き詰めていくことで、本当に色々と分かった事がありました。
最初は解剖学にはほど遠い状態で、なんとなく知っているって感じでしたけどね~

体軸理論の本質に投資したことで得られ蓄積されたデータやノウハウは間違いなく最強だと断言できます。
特にここ1年半の進化は、自分でもビックリする位ですね(笑

体軸を自分で実践し、鍛錬していけば行くほど年齢関係なく動きが良くなります。
武道の達人は歳を重ねていても無駄な動きがなくキレが半端ないわけです。
サーフィンでも同様で、カラダの使い方の練習しサーフィンに応用すれば、年齢関係なく動きにキレが出るようになります。
特に女性は男性と比べると不利なので、カラダの使い方を身につければ混んでいるポイントでもパドルで競り勝つ事は容易です。

体軸って棒状の軸(センター・正中線)の事って思われがちですが、かなり奥が深いです。
体軸理論には身体意識という、見えない体性感覚が定義づけされています。
軸があり、側軸、上中下丹田、開足芯、ジンブレード、裏転子、ベスト、アーダー、スライサー・・・
もっと沢山ありますけどね(笑
感覚的なモノが理論付けられ、科学的に証明されているんですよね。
特に高橋龍三先生が考えた、クロスポイントは素晴らしい^^

さて、今日は

動きを軽くするために重要な要素・・・

についてです。

それは何か?というと、それが軸です。
なんだよ、軸かよって思う人が多いと思いますが、軸って何か?説明出来る?って言われると難しいですよね^^;
軸って見えないので、まさに体性感覚の代表とも言え、1番の基本なんですけど実は4種類あるのって知っていますか?

軸は4種類ある

軸も1軸、2軸、3軸、4軸ってあり、センターや正中線と呼ばれているのが3軸です。
ワークショップに通っている常連のUさんは、2週間位、3軸を通す意識をして生活したら、面白い位に立ち姿が変わっていました。
ワークショップに参加した時に、RPCのドアを開けて入ってきた瞬間に立ち姿が違う事が分かる位違いましたね^^
それまでは背中側に軸がある4軸が通常の状態でしたが、3軸に軸が変わっていました。

そこでサーフィンの調子を聞いてみたんですよね。

「なんか、最近サーフィンの調子が上向きで良い感じです。 
 スピードも付きやすくなって、コケることが減った。
 動きのバラツキがなくて、ストレスが少ないくなった。」
って言っていました。

その他には、元スタッフの白羽さんの場合、
毎朝会社に向かう時にバスを待っている時に軸タンブリングというワークをやっているそうです。
バス停で待っている周りの人からしてみたら、立ちながら上下にカラダが小刻みに動いているのでかなり怪しいオジさん(笑

「日頃の生活も凄くラクになってカラダが軽く感じる。
サーフィンも軸が通ったことで、凄く自信であふれている。
日頃やっているランニングも変わり、疲労感やタイムに違いが出て来た。」

と言ってくれています。

自分で感じる動きが変わった要因

この様に変わるのは、3軸という動作する基準が出来たからです。
軸を通すということは、3軸を通すという事なんですよね。
たった、軸を通すということをやるだけで、あなたのパフォーマンスは大きく変わります。
なぜなら、足の乗る位置、軸を通す場所、これらの基準が出来るので、動作にも再現性が現れるからです。
さらに、軸が通った状態で使っている筋肉もしっかりと定義されていて体軸筋と呼ばれています。
3軸が通る事でインナーマッスルを使るようになるので、日常生活や様々なスポーツ、そしてサーフィンの様々な動きも良くなるというわけですね。
ちなみに、1軸、2軸、4軸はアウターマッスルも使ってしまうので動きの精度や精細さが欠けてしまいます。
特に足の乗る位置がズレているので、無駄な動きが発生して動作が遅くなってしまいます。
まずは立っている状態で3軸を通してみてくださいね。

簡単に出来る3軸の通し方

足は肩幅に開いて、べた足にします。
そして、足の外側に乗るようにします。
ヒザはかるく曲がる感じにするのがポイント。

ヒザを伸ばしてしまうと、太ももに力が入ってしまい腰が反ってしまうので、
お尻の穴の5ミリ前を軸が貫通しなくなってしまうので注意してください。

この状態が出来たら、目を閉じて
頭のてっぺんの指一本後ろから糸でつられているイメージを
頭の真ん中で思い浮かべてください。

しばらくすると、ゆらゆらとカラダが揺れると思います。
ゆらゆらしてきた状態が、実は3軸が通った状態です。
なぜ、ゆらゆらするかというとアウターマッスルの力みが抜けて、インナーマッスルが自動的にバランスを取り合っているのでゆらゆらと揺れます。

なかなか揺れてこないなら、みぞおちの状態をチェックしてみてください。
正しいみぞおちの場所は、おへそから指4本上です。
ここを指で押してみて痛いなら、少し柔らかくなるまで何回か押してみてください。
最初は痛かったりする事がおおいのですが、やって行くうちに段々と柔らかくなります。

また、日によって硬かったりします。
みぞおちは神経が沢山集まっている所なので、ストレスの影響がもろに出てきます。

最初は、軸を通すのに時間がかかるかもしれないんですが、段々と時間は短くなります。
最終的には1秒もかからずに軸を通す事が出来るようになります。

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