カラダの使い方

テイクオフで足の引きつけを速くする秘訣

解剖学と体軸理論をベースに
「超具体的で再現性のあるカラダの使い方が出来る」
をコンセプトにしているサーフコーチ・体軸セラピストの林です。
館山のRPCから、、、

テイクオフで足の引きつけを速くする秘訣

を今日はシェアしたいと思います。

テイクオフの動作でよくある間違いが、足を持ってこようとする事です!?!?!?
足を持ってこようとすると、足首を支点に足を持ってこようとします。
体幹とボードの狭い空間に足を持ってくる事自体、かなり無理があります。
ヒザを折りたたんでいるとはいえ、かなり窮屈な感じになります・・・
足に意識が行くので股関節の動きも悪くなり、両手を着いている状態で足の支点が手の支点から遠くなるので動きに安定感がなくなり、腕に力が入りふらつきやすくなります。
一方、ヒザを持ってこようとするとヒザが支点になるので股関節に支点が近くなり、手をついている支点と近くなるので安定感が増して動きも早くなり、足の引きつけがやりやすくなります。

まずは動きの違いを体感

是非、体感してみて欲しいのですが、階段を上がる時に次ぎの3つをやってみてください。
階段がなかったら、その場で足踏みしてみるだけでも違いが感じられます。

1.足を意識して上る(足首を支点)
2.ヒザを意識して上る(ヒザを支点)
3.股関節を意識して上る(股関節を支点)

階段を上がる時のラクさに違いを感じることが出来ると思います。
弊社の新スタッフで足踏みを試してみたら全然違うと驚いていました。

ヒザを意識すると足を意識するよりヒザをあげやすくなりますよね。
さらに股関節を意識すると、ヒザをあげるより階段を上がるのがさらにラクになると感じる事ができると思います。
この様に意識する場所で、カラダの支点が変わりヒザのあげやすさが変わってきます。

動きが変わる理由

股関節を意識する事でヒザがあげやすくなるのは、股関節についている筋肉に意識が移動したので動きが変わったのです。
その筋肉はどれか?というと、大腰筋です。
大腰筋は背骨の腰椎12番から骨盤を通り股関節の付け根である、大腿骨の小転子へと繋がっています。
股関節を意識するとインナーマッスルである大腰筋の付け根に意識が行くので、階段を上ると足がラクに上がるようになります。
この様に、カラダの何処を意識するか?で大きく身体の動きは変わってきます。

テイクオフの足の引きつけを速くするには股関節を意識する

階段を上る時に股関節を意識した事で上がるのがラクになったように、テイクオフでの足の引きつけは股関節を支点にする事で、よりラクに股関節を折りたたむ事が出来るのでヒザをラクに引きつけられます。
家などでテイクオフの動作を練習する時、グイ押しで上半身が起きたら股関節を意識してみてくださいね。
足の引きつけがラクに出来るはずです。

やってみて違いを感じたら、「テイクオフの動作がうまくできない」って悩んでる友達にシェアしてあげてくださいね^^

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