カラダの使い方

身長が低いのにスプレーがデカい理由

解剖学と体軸理論をベースに
「超具体的で再現性のあるカラダの使い方が出来る」
をコンセプトにしているサーフコーチ・体軸セラピストの林です。

スナッパーの宿から、、、

波が無いのでCT選手は皆ベルズに移動したようですね。
大会終了後、ブラジリアンの選手に何人かすれ違いましたが、168cmの僕よりも身長低かったです。
あのスピードとスプレーの量はやはり凄いですよね。

同じ場所でアクションしてもスプレーの量が違うのは、筋肉の大きさではなくカラダの使い方の違いにあります。
あのスプレーとパワーはやはりカラダの使い方が重要なんですよね。

体幹の強さが重要?

よく言われるのが、体幹の強さが重要だと言われること。
確かに体幹の強さは重要です。
しかし、体幹が強くても体幹を固めて使ってしまうと、動きは硬くて重いスティッフになってしまい動作がぎこちなくなります。
体幹を使いながらもフリーな柔らかくしなやかな状態で動けるというのが重要になって来ます。

一般的に広まっている固める体幹トレーニングもやり方によっては、全く効果を感じる事が出来ませんし、ある雑誌では体幹トレーニングが効果あると良いですよね・・・というコメントが載っているくらい効果を感じない事もあります。
他にはヨガをやって怪我をしてしまう人は意外と多いのですが、それはカラダを固めた状態でアーサナをしてしまっているからです。

例えばアーサナの1つである、プランク。

これ腹直筋や腕の力を使って固めてやると、全く意味がありませんし1分やるのもしんどいと思います。
しかし、プランクを行う際には脇を効かせてやると何分でもやり続ける事が出来ます。
立甲した状態で脇を効かせプランクをやると、体幹のインナーユニットにつながるインナーマッスルの前鋸筋・腹斜筋・腹横筋を連結させて行う事が出来るので、最小限の力でポーズを取ることが出来て、固めずにフリーな状態を保てます。

ブラジリアンの選手を見ていると動きはしなやかですよね。
アウター全開の選手はいません。
フリーな状態で動くためには、体幹のインナーユニットの使い方が重要になって来ます。
どう使うのか?というと、みぞおちを丸めて使えるようになるというのがポイントです。

プランクでもみぞおちを丸めてやる事で股関節が効くので、辛さがなくなり、よりラクに質の高い体幹トレーニングが出来るのです。

みぞおちを丸める事で、体幹のインナーユニットの1つの横隔膜と筋連結している大腰筋を使う事が出来るからです。
大腰筋は背骨の胸椎12番〜腰椎5番までついてて、そこから大腿骨の小転子(そけい部)に付着しています。
さらに、体幹のインナーユニットの横隔膜と骨盤底筋群は同じように動くという特性があるので、骨盤底筋群と内転筋群・ハムストリングと筋連結して使う事が出来ます。

体幹のインナーマッスルを使えるようになるワーク

今日は脇と体幹のインナーマッスルを使えるようになるワークを紹介したいと思います。
まずはプランクをやってみてください。
そしてこの時の感覚を覚えててくださいね。

脇が使えるようになるワーク

・脇の下を左右5回ほど擦る。
・「前へならえ」のポーズを取る。
・肩が上がらないように気をつけながら、
 体温計を挟む感じで腕を前へ突き出す。

これを3回ほど繰り返す。

体幹のインナーマッスルを優位にするワーク

・足を肩幅に開いて、そけい部(股関節のつけ根)を触る。
・触ったまま膝が前に出ないようにお尻を後ろに突き出し、90°くらいまで上半身を前に倒す。
・突き出す時は、肛門をゆるめる意識で行う。
・上半身を起こして立った姿勢に戻る時には、肛門を絞めるように力を入れながら、股関節を支点に身体を起こす。
・5回ほど繰り返す。

再びプランクをやってみてください。
ワークをやる前よりラクに出来るようになっているはずです。
なぜならワークによって体幹のインナーマッスルが優位になり、肩回りのアウターマッスルが劣位になったため、脇が効くようになったからです。

ちょっとしたワークですが、体幹の使い方のコツが分かるようになりますよ。

 

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