こんにちは、解剖学と体軸理論をベースに
「超具体的で再現性のあるカラダの使い方が出来る」
をコンセプトにしているサーフコーチ・体軸セラピストの林です。
今日は
前足のスタンスが真ん中に着くことが出来ない
という質問があったので、その改善方法をシェアしたいと思います。
3パドルテイクオフを実践されている方には、大きなヒントになるはずです。
何が原因か?幾つかあるのですが、多くに共通するパターンと簡単な改善方法があります。
ボードが滑り出したらノーズを押し込むグイ押しをして、前足を持ってくるとスタンスが定まらない。
それには理由があります。
カラダには関節が幾つかあり、この関節は支点となり動作をする上で重要な考え方だからです。
足は当たり前ですが、足の付け根の股関節に支点があります。
そして、ヒザにも支点がありますよね。
もちろん、足首にもありますよね。
テイクオフの動作だと、股関節とヒザの支点の距離関係が足を着いた時の安定感に影響を及ぼします。
後足より先に前足を持ってこようとすると後足のヒザの支点が股関節より後方にあるので、前足のヒザは股関節より前に出すのが難しくなります。
前足を出すのが難しい場合や安定しない場合、この支点の関係性が影響をしています。
CT選手のテイクオフのシークエンスを見ると、両膝を持ってきています。
前足だけを先に持って来ようとすると、思うように前足がでないのです。
両膝を股関節の支点まで近づける事で、その後の動作がラクに出来るようになります。
分かりやすく書くと、股関節の下までヒザを持ってくるということです。
両ヒザの位置が変わるだけで、前足の位置がセンターに来るようになります。
基本は後足を先に着く
両膝を持ってきたら、後足を必ず先に着くようにします。
そして、前足を着く。
この順番がポイントです。
一気に腕立て伏せの要領で立つ方法だと、残念ながらいくら練習しても上手く出来るようになりません。
なぜなら、動作には必ずステップがあり、その積み上げで成り立っているからです。
グイ押ししたら、股関節の位置までヒザを引き寄せてみてください。
これだけでもテイクオフで足の引きつけ動作が変わりますよ^^
P.S.波に乗れない悔しい思い、あなたはまだ続けますか??
本気でサーフィンを楽しみたい。
上手くなりたいなら、「5分だけ」とってこれを読んでみて下さい。
きっと後悔しないことを御約束します。
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