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[質問]ピークからテイクオフしているのに波に置いてかれる

こんにちは、サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、
 

ピークからテイクオフしているのに波に置いてかれる

 
この様な質問があったので、今日はその改善方法をシェアしたいと思います。
この方法が出来るようになると、ほんと簡単にテイクオフ出来るようになります。
 
昔、先輩のプロと初めて一緒にサーフィンしたときの衝撃は今でも脳裏に焼き付いています。
海に入ってきていきなり奥のピークから2〜3回のパドルで余裕にテイクオフして、テイクオフ後にはもの凄いスピードでライディングしてきた・・・
友達と「え??何それ!?」って目を見合わせました(笑
しかも、ここ波良いね〜ってイイながら毎回余裕のテイクオフでフワーッと浮きがりながらスタイリッシュに乗ってくる。
どういうこと?って当時は思いました^^;
 
話しを戻して、、、
 

ピークからテイクオフしているのに波に置いてかれる

 
こんな事が起きると、パドル力が足りないのかな??
もっと早くテイクオフしないといけないかな??
って思ってしまう事ないでしょうか?
 
しっかりとピークに入ってボードのボトムでリフティング・フォースを捉える事が出来るようになると、ボードが走り始めるタイミングが早くなるので直ぐにテイクオフの動作をしてしまいがちです。
そして、波に置いてかれてしまいます。
 
リフティング・フォースを使うとラクにテイクオフ出来て、奥から波をキャッチ出来るようになります。
その結果、ライディングにも余裕が生まれるようになり上達するための重要なポイントです。
 
リフティング・フォースが使えるようになると、前述したとおりにボードが走り始めるタイミングが早くなります。
走り始めて直ぐにテイクオフの動作をしてしまうと、十分に波が掘れていない状態なので置いてかれてしまうんですよね。
 
なので、「掘れてくるまで待つ」これをやる事で置いてかれることがなくなり、時間的な感覚的に大きな差が生まれます。
さらに、掘れてくるまで待つことでボトムに下りる際のスピードも簡単に付けることができます。
 
 

ラクにテイクオフ出来るようになるには2種類の力を使う

 
 

前述したリフティング・フォースと波が岸まで進んできた力のブレイキング・フォースです。
ブレイキングフォースは波が割れるのブレイクの意味ですね。
 
波が割れるときにはこの2種類の力が合わさることで波が割れます。
うねりが海底にあたり反射して盛り上がりリフティング・フォースが発生。
そしてリフティング・フォースとブレイキングフォースが同じパワーになったときに波が割れるという原則があります。
 
リフティング・フォースが発生するピークのボトムに入り合わせる事で、フワーッと浮きがり始めそこにパドルを足してあげることでラクにテイクオフする事が出来るようになるわけですね。
 

リフティング・フォースを使う3ステップ

 
1.ピークに横からアプローチします。
2.ピークの下のボトムにセット
3.ピークのボトムにセットしたらパドル
 
このステップをやって行くことで、波をキャッチ出来るようになってゆき、ラクにテイクオフする事が出来ます。
 
1.のピークに横からアプローチするのが難しかったら、斜め45度の角度で入る感じで始めてみてください。
ココに来るだろうという予測で動くのではなく、一番最初に波が割れる奥に合わせてゆくのがポイントです。
目線はトップに持って行くのではなくピークの下のボトムを見るようにしてみてください。
そうすると、波がどう割れてくるのか?予測が出来ます。
 
2.はピークのボトムより少し前に合わせるのがコツで、この時点で初めてうねりに対して90度になります。
テールエンドがピークのボトムにかかるかかからないか位に合わせるのがコツです。
 
3.のボトムにセットして待ってしまうと置いてかれてるので、待たないようにするのがポイントです。
そして、浮き上がり始めたら直ぐにテイクオフの動作に入るのではなく、掘れてくるまで待ってみてください。
波とシンクロする事が出来て余裕が生まれ始めます。
 
 

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