コラム

良い波に乗りたい?選べるようになりたい?

こんにちは~
体軸パフォーマンス・サーフコーチの林です。

今日は

良い波に乗りたい、良い波を選ぶ事が出来ない、分からない・・・

についてのコラムですね。
※2019年に書いた記事ですが、バージョンアップしています。

  • どの波を選べば良いのか?分からない
  • 波を選ぶ事が出来ない
  • 波の見方が分からない
  • 入ってると段々と海の状況がかわり、対応出来なくなる

サーフコーチングしててよく聞く悩みです。
あなたもこんな事を感じたり、ふと思ったりしませんか?

実はね〜、僕も昔はそうだったんです^^;
セットが入ってくれば、波を取りに行くし、乗れそうな波なら手を出していました。

乗れそうな波と思い手を出したら、全く良くない!という事は多発していました。
さらに当時は、乗れるときと乗れないときの差が激しかったです。
乗れなければ、良いコンディションでも”波が良くない”とか”風が合わない”と言い訳していましたね〜(笑

ここで僕が4年程前、どんなコンディションでも安定して
良い波が選べるようになった発見について話して行きます。

さらに、ここ数ヶ月で、良い波になるパターンと判断方法も見つけたました。

今まで自分がサーフィンしながら乗った波の計測した中でベストなのが、1時間で21本。
しかも頭サイズのコンディションで、半分以上がロングライド。
3分に1本というペースで、ロングライドすればインサイドまで乗れます。

ここまで乗れるようになったのは、自分が乗りたい波のパターンを把握するということを一番最初にやりました。

他には、トリップで初めて入るポイントでも10〜15分で波のクセが分かるので、ガイドに「波読むの速いですね」と言われます。
どういう順番で波を読んでいくのか?ただこれだけをやっているので、簡単に「ポイントのクセ」や「乗りたい波」を選べるようになります。

サーフィンはじめて、ある程度やっている方ならば
どんな順番で見ていくのか?をサーフコーチングでレクチャーすると、
殆どの人が波が読めて選べるようになっています。

なので、波って感覚やセンスではなく、ロジカルかつ具体的に波は見られるようになると断言出来ます。

波選びなんって考えたことがなかった

4年程前までは、実際にサーフコーチングをしてても、波の選び方や使い方のレクチャーが曖昧でした。
実際に具体的に詳しく明確に波がどうなっているのか?って、それまでは教わったこともありません。

昔、サーフコーチングのアシスタント時代に言われたことがあります。

「林は波が全然見えてない」
「もっと波をよく見ろ」

この言葉はよく言われましたね〜
毎回、言われるから「またかよ!」
って思っていました(笑

毎回、心の中で思ったのが、
どうやって波を見たらいいのか?
波が見えてないって言われても、見る方法を教えてくれないのか?
波を見る目ってどうやって養うの?
って事でしたね〜〜

残念ながら、波の見方を教えてもらうことは一切ありませんでした。

「もっと波をよく見ろ」ってアドバイスされても、
自分的には、めちゃくちゃ波見ているんだけどなぁ〜
って思っていましたし、、、^^;

「もっと波を選べ」っていわれても、自分では選んでいるつもりでした^^;
ほんと、センス無いな〜〜って言われるし、自分でもそう思っていました。

 

数年前の女性プロサーファーのコーチングで・・・

数年前に女性プロサーファーのコーチングをしてて聞いた話が、
僕の所に来る前に受けてたサーフコーチングでは
「もっと良い波を選べ」
と毎回言われていたそうです。

本人的には、良い波を選んでいるつもりなんだけど、いつも「もっと良い波を選べ」と言われ続けてきたそうです。
「良い波を選んでいるつもり」と言うことは、なんとなく感覚ベースなんですよね。
具体的な波を選ぶ基準が無いんです。

だから良い波を選んでいるつもりでも、
”良い波じゃなかった〜〜”
って事が起きます。

お、これは乗れそう!と思い乗っても、うわぁ〜全然よくないや〜
って、結構あるあるだと思います。
実際に、僕も昔はそうでしたからね^^;

しかし、彼女は僕の所にサーフコーチングを受けに来てから、波の選び方や波を選ぶ判断基準などを徹底的にレクチャーしました。
そしたら、苦手で今までは難しいと思っていたバリ・クラマスの波が、もの凄く簡単に見えるようになって驚いたと言っていました。

 

波が見えるようになった理由とは?

僕は4年程前まで波の見る方法や判断基準を教わってこなかったのに、波を選ぶ方法・判断基準を教え伝えることが出来るようになったのには理由があります。
ISAのサーフコーチング・ライセンスを取得するときに、サーフィンする波の要素をはじめて教わりました。
そして、弊社の元スタッフ白羽が奇跡のコーチングで有名なクレイトンのセミナーに参加して学んだ事のフィードバックしてもらったときに、
波に共通する特徴を理解して、把握する事が出来るようになったからです。

波って毎回違うと言われていますが、必ず共通する特徴があります。
それがパワーゾーンです。
このパワーゾーンに共通する特徴を把握する事が出来ると、波は結構簡単に見えます。
パワーゾーンが見えるようになれば、どの波を選ぶべきなのか?も見えてきます。

ピーク、セクション、パワーライン(フローラインとも言われる)、この3要素ですね。

しかし、これだけだとまだ欠けている要素があるんですよね〜
パワーゾーンは動いてますよね。
波なので・・・

しかしながら、止まって考えている人がもの凄く多い。
パワーゾーンを見て把握した時の状況で考えているので、その後がどうなるのか?まで予想してないんです。
要は、動いているのに動いているモノと考えてないということですね。

重要なのでもう一回書きます。
波が動いているのではなく、止まっている。
この様に見てしまっています。

 

波とのリズムが合わない・・・

僕はサーフィンがイマイチ調子悪くて、波とのリズムが合わない・・・
という時ほど、パワーゾーンを止まって見ている事が多いです。

どの様に動いているのか?という事を考えてないので、波をどの様に使うのか?
これをイメージできてないのです。
だから、調子が悪く波のリズムと合わない。

波がどの様に動いているのか?
当たり前だけど、当たり前に考えてる人少ないです。

もし動いているもの考えていても、見ている方向が違います。
波が割れていく方向の横に波を見ていると、波の見え方は速くなり焦ってしまいます。
これだと、波って全く読めないんですよね。

波は3つの方向でみないと、波が読めるようになります。

どの方向を基準として見るのか?
これが波を読んで選んで行く基準となります。

波を見て考える際に、3つの方向があり
どの方向を基準として見るのか?
これが分かると、「サーフィン上手くなったって一番感じられる」と言われます。

ここまで分かって順番に見ていくと、”その日の良い波ってどんな条件かな?”というのが分かるようになります。

そしてて、その良い波はどっちの方角から入って来るのか?
セットの何本目の波なのか?
これらが分かると、狙う波が定まります。

どの波を狙うのか?が分かると、そのラウンドの波を選ぶ基準が出来ます。
他の波にも汎用性を持たせられ、乗ろうとした波に合わせる際に考える事が少なくなります。
考える事を減らせれば、波を取りに行くことに集中出来ますよね?

だから、どの波を選ぶのか?って、メチャクチャ重要なんです。
究極論、サーフィンって事前準備の割合が8割を占めているといっても過言じゃありません。
波を取りに行くときに、どんな波で割れるのかな〜?って段取りが出来ているのか?
それとも段取り出来てないのとでは、全く違いますよね。

段取り出来てないからやる事が多くなり焦り、頭が真っ白になるんですね〜^^;

そしてさらに、より良い場所から乗りたいので

ここから何処のピークを選ぶと一番良いか?を判断して行きます。
そのうねりの何番目のピークか?ということですね。

テイクオフで狙うのは、うねりの一番奥から行けば良いというワケではありません。
一番奥からテイクオフしても、抜けられなかったりダンパーだったり、
波が厚くて割れにくければ、その波の何番目のピークから乗れば良いのか?見極める必要があります。

毎回、波は同じではないけど、似たようなパターンで割れています。
このパターンが分かれば良いだけです。

サイズが上がって海の中で色々な人を見てて思うのですが・・・

毎回抜けられないピークからテイクオフ。
これを何回も同じ事を繰り返してる人、実に多いです。

アインシュタインの名言で
「同じ事を繰り返して違う結果を期待する事は狂気だ」
と言ってます。

前述の例だと、どこのピークからだと抜けられるのか?考えないの?
って事ですよね^^;

もっとインサイドまで波がどの様に割れるのか?最後まで見てれば、どこのピークから乗ると良いのか?
これが簡単に分かります。

これだけだと、正確性に欠けるので
2つほど見るべき要素を足してあげる事で
テイクオフするベストなピークを選ぶ事が出来ます。

  1. 海の中で、自分が乗りたいと思う良い波の基準を作る
  2. 狙う波はどっちの方向から入ってくるセットの何本目か?を定める
  3. どこのピークからテイクオフすると良いのか?を判断する

これらをまとめて、僕はパターン判別と言っています。

こんな順番で自分が乗りたい波のパターン判別し選んで行きます。
自分が乗る波を決めることが出来なければ、この先何年もずーっと同じモヤモヤを繰り返し続け
「サーフィンをしているのが楽しい」から「サーフィンに行くことが楽しい」と目的に後退してしまいます。

波を選ぶ基準を作る。
これが出来るだけで、サーフィンがホントに変わります。
考えれば当たり前なのですが、サーフィンは波に乗るスポーツですからね。

波が分かって読めるようになると、乗る本数が3倍以上増えます。
多い人では5倍以上増えたという方もいる位です。

海に入る前、そして海に入ったら、まずは波に乗る事にフォーカスするのではなく
今日は自分が乗りたい波はどんなパターンなのか?を判別することにフォーカスしてみてください。
慣れれば5分もせずに、その日のパターンが分かるようになります。
そこから、波に乗りまくれます。

ホント、乗る波のパターン判別は女性ほどやってほしいなぁ〜って思う、超重要なことです。
海の中では、どうしても遠慮してしまいがちですからね・・・
パターン判別出来れば、高確率で乗りたいと思うピークから乗れるように変わります。

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