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自然とスピードが出るターンのコツ

こんにちは、サーフコーチ林です。
館山のRPCから、、、

今日は、スピードを出して最小限の動きで最大限の加速するコツを紹介したいと思います。

最近エントリーした、ライディングで足裏に乗る場所と後足の向き、この2の記事をミックスすると、ライディングで自然とスピードが出るターンが出来るようになります。
特に後足のつま先を外側に向ける事で、ウナに乗ることが簡単に出来ます。

後足のウナの乗る事が出来ると、前に突っ込みにくくなるのでテールで波が押してくれる力を使えます。
さらに、あなたの体重もしっかりと乗せることが出来ます。

なぜ、後ろつま先を外側に向けるのか?

なぜなら、簡単にウナに乗る事が出来るようになるからです。
後足のつま先を内側に向けているとウナに乗れず母子球に常に乗ってしまい、常につま先側のレールが入っている状態になってしまいます。
そして、後足の乗っている部分のつま先から、加重をかける場所を移動する事が出来なくなってしまいます。(加重ポイントの移動)
その結果、後足やヒザを使いすぎてしまいます。

使いすぎると言うことはヒザや加重しているポイントに負荷がかかりすぎてしまっているので痛みや故障の原因になってしまいます。
ヒザの痛みを感じるなら、ヒザを使い過ぎな証拠です。
特にスケートはアスファルトやコンクリなので、痛みが発生しやすいので要注意ですね。

筋肉の使い方で見てゆくと、、、

つま先を内側に向けると太ももの前側、大腿四頭筋のアウターマッスルを使ってしまいます。
大腿四頭筋はブレーキをかける筋肉なので、スピードには繋がりません。
さらに腹直筋へと筋連鎖していくので、アウターマッスル中心の動きになってしまいます。

ココで使いたいのは、インナーマッスルである太ももの裏側の筋肉であるハムストリングスと内転筋群です。
この筋肉を使う事が出来ると、大腰筋へと筋連鎖していくので股関節が上手く使えるようになります。

足裏の中で加重を移動する

インナーマッスルを使うためにも、ターンは足裏の中だけで加重を移動するとスムーズに出来るようになります。
大きく使いすぎると、次のターンへ上手くつなげられなくなってしまいす。

足裏間で加重の移動が上手いのはジョンジョン。
そして、今年のルーキーのフェデリコ・モライアス。

特にジョンジョンは思いっきりヒザの動きを使ったり腕の動きではなく、最小限の動きで最大限のパフォーマンスを発揮しています。
特にカービングターンのキレは、下半身の使い方である足裏での加重の移動が群を抜いて上手い。

フェデリコ・モライアスは派手さは無いけど、下半身の使い方本当に上手いです。
今年のCTのシークエンスを見てて、メッチャ上手いなと思っていたらJ-Bayでファイナリスト。
やはりなぁ〜って思いました。

168cmと小柄なデ・スーザももの凄く上手いです。
小柄なのにスピード・パワー・スプレーの量は大柄な選手にも負けていません。
ゴールドコーストのスナッパーロックスで「この速さ、誰?」って思ったら、デ・スーザでした。

足裏での重心移動方法

  1. 立っている状態で軽くヒザを曲げ、べた足で外くるぶしの下に乗る。これでウナに乗れます
  2. 母子球に加重が移動するときはヒザを内旋させる
  3. カカトに加重を移動する時は、ヒザを外旋させる

まずは、この動きで足裏での加重ポイントが変わる事を感じてみてください。
コレが分かると、足を使う基準となる側軸がわかるようになります。

その次ぎに加重を移動させるコツをつかみます。
立っている状態でやってみてください。

  1. ウナにのる
  2. ヒザを内旋させて母子球に加重を移動させる
  3. ヒザを外旋させて、ウナに加重を戻す
  4. ヒザを外旋させて、カカトに加重を移動させる
  5. ヒザを内旋させて、ウナに加重を戻る

この時に注意して欲しいのは、カカトの上にヒザがある事。
ヒザが前後しないように、カカトの上でヒザの内外旋させるのがポイントです。
コレが分かると、ウナを基準に加重を掛けるポイントを移動させる方法が分かり、側軸の使い方も理解出来るようになります。

この動きをターンの動作に当てはめていってくださいね。

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PPS.

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