こんにちはサーフコーチ林です。
館山のRPCから、、、
今日は、質問をいただいたメールに回答してゆきますね!
ロングですが沖のウネリで乗れません。
必死でパドリングしても波に置いていかれることが多々あります
本に書いてあることを実践して、本当に出来るのでしょうか?
出来るのであれば、実践してから5回目には解決したいです。
という質問でした。
何故、うねりから乗れないのか?
ここの問題の原因を解説して、どの様にやれば良いのか?
についてお伝えします。
来た波に対してパドルでスピードを付けて乗ろうとているので、うねりから乗れません。
それでは上手くいきませんし、必死でパドルしても波に置いてかれてしまいます。
なぜなら、波には乗るべき場所があるからです。
乗るべき場所とは、それがピークです。
つまり、うねり全体で掘れている場所です。
パドルでスピードを付けてテイクオフ出来たとしても
ピークでテイクオフ出来てなければ、乗れても波が直ぐに終わってしまいます。
それは、掘れている場所のパワーゾーンにいないからです。
パワーゾーンは名前の通り、力のある場所です。
そしてその最もパワーがある場所が中心のピークです。
ライディングでも同様で、掘れている場所のパワーゾーンを常にキープし、そこを前後・横・縦と使ってゆきます。
パワーゾーンからでてしまうと波は厚く掘れていないので、失速して行くだけです。
そして、テイクオフも同様で必死にパドルしても波に置いてかれてしまうのは、ピークにいないからです。
だからあなたがやるべきことは、、、
ピークが見えるようになり、ピークに入れるようになること。
だから、テイクオフは合わせる場所次第で乗れるか?乗れないのか?が分かれてしまうのです。
なぜそう言えるかいうと、、、
ピークにいれば、ボトムからトップへと水の流れが発生しリフティング・フォースが発生します。
そして、リフティング・フォースとうねりの力が合わさり、波が割れます。
パワーゾーンが出来るエリアは、海底が浅くなっている場所のバンクです。
波は浅い場所でしかわれません。
海底が深い所では波はわれないのです。
なので、うねりの掘れている場所であるパワーゾーンには入れるようになることではじめてボードが走りテイクオフが出来るようになります。
ここがズレていれば波に乗れるのはたまたまということになります。
実際に、海外のロングのプロをみてみると分かると思いますが、常にうねりの掘れている所からテイクオフしています。
そしてノーズをかけたりする場所も掘れていますよね。
掘れてないところではサーフィン出来ないのです。
波に最も力のある場所がピークです。
そしてピークの芯を捉えると、うねりから乗れるようになります。
波が割れるプロセス
- ピークが掘れて始める
- ピークが切り立ってくる
- ピークのトップが割れる
- 次のピークに向かって波が一気に割れる
ピークを外すと波は2つめのピークに向かって一気に割れるので、テイクオフは一瞬のタイミングしかありません。
しかし、ピークを捉えるとうねりから波が徐々に切り立ってきて波が割れるまでの時間が生まれます。
そして、掘れはじめた時にピークのボトムに合わせられるようになると、うねりから乗れるようになります。
そして、これらをやる事でうねりからのテイクオフが出来るようになり、波に乗る本数を増やす事が出来るようになります。
こうすることであなたが最もやりたくない、必死でパドルしたテイクオフもやらずに済みます。
ロングだったら、あまり沖に出すぎないようにします。
沖に出すぎると、波をみる回数が少なすぎるので波が見えるようになりません。
最初はバンクの境目付近で波待ちしておきます。
波待ちしている時に時間を利用して、波の特徴を捉える練習をして行きます。
そうすると、次第になんとなくここかな?って感じで見えるようになって来ます。
最初はなんとなくというぼんやりした状態です。
そして、波を見る回数が増えていくことで、徐々に具体的になってゆきます。
この辺だなぁ〜って感じで見え方が変わって来ます。
1日で具体的に見えるようにはなるのは難しいので、波を見る事にフォーカスして行く事を繰り返して行くと「ピークはここだ」という確信に変わってゆきます。
これを繰り返して行けば、うねりが来た時点で乗れる波・乗れない波、が一瞬で判断出来るようになります。
波が見える様にならない、乗るべき場所が分からないのは、波を見ている回数が圧倒的に少ないからです。
なので、やって欲しい事は、波待ち中の時間を有効活用すること。
そして、その時に波を見るという事を乗らない波で何回も繰り返し見ていく事です。
自分の近くで割れる波、全て見るくらいの意識でやってみてください。
昨日のコーチングでは、、、
オンショアのかなり難しい波でしたが、なんとなくぼんやりとピークが分かり始めたら、ピークに合わせられてうねりからのテイクオフを何本もしていました。
そして、この辺だろうなぁ〜という、少し具体的にオンショアでもパワーゾーンが見れるようになったそうです。
ここでのポイントは、波に乗りたいという欲に流されずに、波を見る事に徹底した事です。
波を見る事に徹底した結果、何処から乗れば良いのか?というのが分かりはじめたのです。
ロングでもバンクの境目付近のミドルで波待ちして、そして来る波全て見てゆきましょう。
なんとなくピークが分かって来たら、割れてきている波にアプローチしていきましょう。
そして、ここだという感じで見え始めてきたら、徐々にアウトへと乗る場所を移動してみてくださいね。
アウトのうねりからテイクオフするにも、ステップがありますからね^^
是非やってみてください〜♪
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