先日、パシフィコ横浜で開催されたボートショーにビーチクラブがブースを構えていたので、木〜金曜日と日曜日にスタッフとして参加してきました。
ここに来る人のほとんどがサーフィンは知っているがやった事がないという方達がメイン。その人達にサーフボードの上で立つという一連の動作をレクチャーしてました。
その他にはSUPやシーカヤックの乗り方をレクチャーしたり。
今、サーフィンスクールというと海へ行って、砂浜で「パドリングはこうやります、ボードに立つときはピョンと立って下さい」と教えて、いきなり海に入って波が来たらボードを後ろから押して「はい立って!」という感じのスクールが一般的。
ピョンって立ったボードのセンターも立ったときの姿勢も何も分からないままサーフィンを始める。これじゃ、中々上手くならないですよね。
ボードのどこに立ってどの姿勢が正しいか、これらが分からなければ自分でパドリングしてテイクオフして立つという行動から先へは中々進めないと思いますし、実際にそこでつまずいている人が多いのが事実です。
これでは、上達もしないし最初は面白くても波にも乗れず海で浮かんでいるだけで、サーフィンを辞めていてしまう人が多くなるのは当然でしょう。
まずはドジ井坂氏が提唱するように、まずは陸で一連の動作を覚えてから海に入るようにするのがベストであると思う。
どのスポーツでも、基礎練習・反復練習があって、実践になるのが当たり前。それをしないでいきなり本番じゃ、中々上手くならないですよね。
メジャーリーガーのイチロー選手も、基礎トレーニングと入念な身体のコンディショニングをしているから毎年の素晴らしい結果が出ていると思います。
まずは、平らな場所でテイクオフの一連の動作をレクチャー。その動きを数回繰り返して覚えたら、バランスキューブにボードを乗せ、その上でテイクオフの動作をしてもらうと、簡単に立ててしまう。
平らな場所でテイクオフの一連の動作を覚えてもらえば、誰でもバランスキューブの上でのテイクオフは1回目で立ててしまいます。
立ったときに横を向いていたり足が真っ直ぐに伸びてしまっていると、バランスが取りにくい事を理解してもらい、正しい姿勢を理解してもらう事も非常に重要なポイントです。まずは陸地で一連の動きを理解して練習をしてもらい海に行けば、もっと簡単に立てるようになるはずです。そしてサーフィンをもっと楽しんでもらえるようになる。
陸上でのレクチャー時に理論を交えながら教えるのもポイントで、この理論が分かっていれば海で立てない原因も自分で分析できるようになります。
ボートショー最終日にイベントコンパニオンの子達が遊びに来て、体験してました。
一連の正しい動作を教え、バランスキューブの上で立っていましたよ。
自分には無理!って言いながらも立ってました。
サーフィンやってみたいと言ってくれると嬉しいですよね。
パシフィコ横浜のボートショーではとても良い体験と新たなスキルを身につけさせていただきました。貴重な体験をさせていただくチャンスを頂いたドジさんには感謝です!
陸でトレーニングをしてから海に入る。この風習が日本のサーフィン業界にも根付くと嬉しいのですが・・・・