こんにちわ、サーフコーチの林です。
21日はサーフコーチング・ベーシック編を
やってきました。
午前中は室内で
・パドリング
・3stepテイクオフ
・ニュートラルバランス
・ホワイトボードを使った解説
を3時間強ほど練習して、午後は内房で
・パドルしないでテイクオフする方法
・波の追いかけ方
・テイクオフのポジショニング
をメインにやってきました。
正直、この日のコンディションを判断するのは凄く迷いました、、、
外房は大きすぎるし、平砂浦はオンショアビュービュー。
前日から南西ウネリが入っていたのと、
平砂浦は午後から南西の風が強烈に吹いていたので、
内房しかないだろう。と判断しました。
そしたら、大正解。
人も全然いないし、サイズもセット胸。
メインの右側のピークは頭位ありました。
今日は、木曜日のメルマガでご案内したとおり、
WCTサーファーのテイクオフを対比してみました。
ミック・ファニングとアダム・メリングの
フリーサーフィンからのシークエンスです。
WCTサーファーでもここまでテイクオフが違うのか
というくらいに精度の高さが表れています。
今回の写真の様に、テイクオフでノーズが
上がっている事に気付いていない人が
凄く多いんですよね。
ノーズが上がれば、その瞬間に波が押す力の
影響が無くなるのでスピードをロスしてしまいます。
要は、失速です。
それが4コマ目でライディング時にいる
波の位置に顕著に出ています。
これがテイクオフで加速するための
大きな差をうんでいるんですよね。
意外とテイクオフは軽視されがちです。
しかし、波に乗るための土台である
テイクオフの精度を高めてスキルを上げていく事が、
サーフィン上達するための最短ルートです。
それでは、シークエンスの解説に。
2枚目の腕の角度に大きな違いがあります。
これは、頭の位置が前後にずれてしまう原因です。
頭が後にズレれば、軸は後に下がります。
2枚目の腕の角度が3枚目のノーズの角度に現れています。
アダムはノーズが上がっています。
ミックはノーズが下がっていますよね。
これが4枚目で波にいる位置に大きな差が出ています。
アダムは波のトップ付近。
ミックは波の中腹付近。
ミックはもう既にスピードがついているので、
この後のアップスでのスピードが段違いに速くなります。
それがミックのスピードにつながっています。
シークエンスの対比から分かるように、
キーポイントは、上半身を上げた時に頭が後に下がらないこと。
頭が後に下がるから、ノーズが上がってしまい恐怖心を感じたりもします。
そしてテイクオフが遅れます。
実際、海だけでコレを練習しようと思っても無理でしすよね。
陸で出来ない事は海でも出来ないので、自宅等でテイクオフの練習をするのが
上達のためには重要です。
P.S.
波の力を使って、ノーズが上がらないように
最大限にテイクオフで加速する方法はこちら
→ 3stepテイクオフ