カラダの使い方

テイクオフ後に安定感が出る出ないの違い

こんにちは、
体軸サーフコーチ・セラピストの林です。
@東台湾の熱帯低気圧から、、、

今日はテイクオフ後に安定感が出る出ないの違いについてシェアしたと思います。

テイクオフ後が安定しないと、失速してしまい波に置いてかれてしまう、カラダがブレてしまいライディングで必要な素早い動きが出来ない、ライディングでの初速が付けにくかったり、、、とライディングに問題が出てしまいます。

また、テイクオフ後に不安定になると、折角乗った1本を損してしまいますよね^^
テイクオフ後を安定させるためにはどうしたら良いのか?って何処が問題か?
意外とが分からなかったりします。

テイクオフ後に安定感が出る or 出ないの違い

この差は、股関節が効いているか?が影響します。
特にテイクオフの動作で両足を着いたときに、股関節を効かせる事でその後の動作が安定します。
上半身を起こす前の動作、つまり後足→前足とボードに着いたときに、股関節を効かせたいという事です。

解剖学的な話を簡単にすると、、、

体感の深層のインナーマッスルである、骨盤底筋群と腹横筋。
そして、股関節を効かせる(使えている状態)にするためには、背骨から大腿骨に繋がっている大腰筋、そして骨盤底筋群とつながる内転筋が使える必要があります。

簡単に出来るようになるコツは、、、

足はべた足で外くるぶしの下に乗り、みぞおちを丸め、内モモを締める事で安定します。

下腿全体(足〜スネ、太もも)で外側に乗っていると、内転筋群(内モモ)が使えないので体幹の動きと足の動きが連動しなくなってしまい、安定感がなくなってしまいます。
みぞおちと内転筋が効いていると、バランスを崩しても体勢を整える事が出来ます。

テイクオフ後に安定しないその他の原因として、、、

両足を着いてから上半身を起こすときに背中で起こすとみぞおちが使えなくなり不安定になります。
上半身を起こすときに背中を使うのではなく、みぞおちを丸めてから両腕を平行に肩位まで上げる様にすると、背中の筋肉を使わなくなるのでスーッとスムーズに出来るようになります。

ちょっとした事なのですが、このちょっとした事のズレが大きなズレを生むのがサーフィンです。
ひとつひとつの動作を丁寧に出来るように、テイクオフの動作の陸トレやみぞおちを丸める動作の練習をしてみてくださいね。
やり続けることで、そういえば最近サーフィンの動作がスムーズだな〜って気付きますよ^^

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