こんにちわ、Rev.wetsuitsの林です。
前回は
日本のウエットスーツは世界から遅れている事実があり、
デフレによって低価格化と生産効率を追求した結果、
クオリティの低下をまねいた。
という内容でした。
前回分はこちらから → http://www.revwet.com/?p=1592
20年以上も進歩していない日本のウエットスーツ
現在、ネックエントリーが注目されていますが、
長袖のウエットスーツを着るとパドリングが辛くなる、動きにくくなる
という事実は解消されない。
ということを終わりに書きました。
それはなぜなら、人間の理想的な身体のバランスを理解してウエットスーツの
パーツレイアウトが考えられていないからです。
その証拠として、ウエットスーツのシルエットはあなたの体型からかけ離れているものになっているはずです。
是非、確認してみて下さい。
ここ数年の傾向だと、胴回りがダボダボで太くなっているのが多いと思います。
特に冬のウエットスーツは顕著にでると思います。
実は日本のウエットスーツのパーツレイアウトのコンセプトは20年程前から変わっていません。
進歩したのは、縫製技術と素材だけです。
それ例外は何も進歩していないのです。
殆どのメーカーは
動きやすくストレスの無いウエットスーツ
というのがコンセプトで、どのメーカーも同じメッセージしか発信していません。
しかし、これだけでは根本的な原因を解決する事が出来ないのです。
肌の上に2〜3ミリのゴムの素材がくっつくとなると、確実に動きにくくなります。
柔らかく伸縮性のある素材でも、動きにくくなることは変わりません。
前述した、メーカーが理想的な身体のバランスという物を知らないために起こることは
ウエットを着ることによって、あなたの身体のバランスは知らないうちに崩されている
と、いうことです。
身体のバランスが崩れると、様々な関節は動きにくくなります。
バランスが崩れたことで負荷が掛かり、疲れやすくなるのです。
さらに、ウエットスーツの生地が更なる負荷をかけてしまいます。
これが、長袖のウエットスーツを着ると
・パドリングが辛くなる。
・動きにくくなる。
という事につながっているのです。
さらに、重大な原因があります。
それは、日本人の姿勢が極端に悪くなっている・・・
(つづく)